プール戦総括

プールA総括

プールAは予想通り、フランスとニュージーランドがノックアウトステージに進出した。開幕戦の激戦ははるか昔のように感じる

しかし、オールブラックスはその敗戦を気に覚醒したかのような戦いを続けている。一方のフランスはキャプテンのヂュポンの怪我離脱というアクシデントとなった。

期待されたイタリアは覚醒したニュにーランドに歴史的点差で敗北を期し、最終戦のフランスにも大敗。ナビビアは善戦を続けていたが結局ウルグアイにもまけワールドカップ初勝利とは行かなかった。このリヨンでのウルグアイ戦は49000人もの観客を集めて、ワールドカップらしい好ゲームであった。ウルグアイは最後のオールブラックスに大差となったが食い下がり好印象をあ与えたチームであった。

プールB総括

サンドニでの南ア戦に勝利したアイルランドが一位通過。南アフリカが2位通過となった。
ルーマニアはアイルランドに82点、南アに76点、スコットランドに84点を取られ大敗が続いたが最終のトンガ戦でやっと本来の善戦を見せることができた。
スコットランドは決戦アイルランド戦で完全に力負けで日本大会に続きノックアウトステージを逃す結果になった。トンガとのゲームで3位を確保できた。
そのトンガも素晴らしいチームであった。とくに南アフリカ戦の前半は素晴らしい戦いぶりであった。

プールC総括

戦前からもっとも予想が難しかったのがプールCであった。戦前のフィジーの強さが本物で台風の目になることが予想されたからだ。結果はやはり最後までわからない大波乱、大混戦となった。それを実現されたのはフィジーだけではない。ポルトガルの存在であった。ジョージアと引き分け、最終のフィジー戦では勝利をもぎ取ってしまった。

もっとも厳しいと思われたウェールズはチームとしてまとまり、短期間に完全な復活を遂げた。

エディさんのオーストラリアはプール戦敗退という、史上最低の結果におわった。エディさんもお手上げの諦め気味で、インカムを壊す元気さえないという始末。
予想通り台風の目を演じたのはフィジーであった。しかし、アイランダーは気分に左右される。ものすごいゲームを繰り広げながらも最終ポルトガル戦にころっとまけてしまう。ボーナスポイントを逃せばノックアウトステージを逃す寸前であった。
ジョージアは頼みのスクラムが劣勢になるとチーム全体がしぼんでしまったところもあったが、それでもまさに命を掛けて体を張り続けた。フィジー戦の死闘は何人のけが人を出しただろう。ノーサイド後は完全に出し切ってほとんどのメンバーが倒れ込んで起きあがることもできない。

プールD総括


ジャパンが含まれるD組では、贔屓目ではなく、日本のラグビーに世界中のラグビーファンが惹きつけられた。それだけの価値のある素晴らしいラグビーを世界にアピールできたと思う。イングランド戦も負けた日本のほうがいいラグビーをしている。サモア戦ではその魅力が花を咲かせた。そのこともありクライマックスのアルゼンチン戦は、世界中の注目を集めることになった。日本のラグビーにハマったフランス人は、みなジャパンのジャージが欲しくてたまらない状態になっている。
イングランドはファレル問題で最悪の状態で大会に入った。アルゼンチン戦、神がかりのフォードのおかげで、一時はヒール役を解消したかに思われたが、やはりイングランドはイングランドであった。ファレルの復活でもとのヒール役を確実にこなし続けている。(キックでタイムオーバーになるなんて笑える)
アルゼンチンの入りは最悪であった。そしてスクラムは最悪だった。しかしラバニーニなどの反則で自滅することもなく、バックスの力で日本戦も乗り切ることができた。もっとも最悪だったのは日本戦のセカンドジャージで、ミュージカルエビータに出てくる大統領選挙のたすきを思わせた。ドントクライミーアルゼンチーナ。
サモアも素晴らしいラグビーを披露した。日本戦は敗戦に終わったが、イングランド戦に1点差に迫るなど、アンチイングランドファンは全力でサモアを応援したことだろう。
全敗におわったチリは初出場ながら、日本でも多くのファンを掴んだ。SHの荒田さん、FBの甘谷さん、ジャカルの有屋賀さんなどだれもが個性的で魅力的であった。

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