RWC 第二節終了 結果と第三節の見どころ

ジャパンの敗戦で第二節が終了しました。
第一節ではお休みだった、ウルグアイ、トンガ、ポルトガル サモア、登場し、すべてのチームが出場しました。

プールごとに第二節の結果と第三節の見どころを紹介します。
第三節では、南アフリカとアイルランド、ウェールズとオーストラリアという注目の対戦が組まれています。

プールA

結果
9月14日 フランスーウルグアイ(リール)
27−12
9月15日 ニュージーランドーナミビア(トゥールーズ)
71−3

プールA
フランス 2勝 0敗 勝ち点8
ニュージーランド 2勝1敗 勝ち点5
イタリア 1勝0敗 勝ち点5
ウルグアイ 0勝1敗 勝点0
ナミビア 0勝 2敗 勝0

第三節

9月20日 イタリア ウルグアイ(ニース)
9月21日 フランス ナミビア(マルセイユ)

ニュージーランドはお休み

フランスはナミビアに勝てば3勝となり、勝ち点12、プール戦突破がほぼ確実になる。(フランス、ニュージーランド、イタリアが3勝1敗で並ぶ可能性はまだある)ナミビアは3敗目となりプール戦敗退が確実となる。

プールAでは。9月20日のイタリアーウルグアイ戦が最大の見ものである。この2つの国には共通の英雄がいる。ガリバルディだ。1000人の赤シャツ隊を率いて革命独立を成し遂げた。イタリア各街やフランスにもガリバルディにちなんだ、広場や通り駅などが多くある。しかも今回のスタジアムはガリバルディのゆかりの地である、ニースが舞台。ぜひとも赤シャツで応援したい。
両チームにとっては上位入賞にむけた重要な戦いにもなる。プール3位以内なら次回のワールドカップの予選が免除されるからである。
ウルグアイは第一節でニュージーランドに快勝したフランスを苦しめた。イタリアはナミビアに快勝(52−8)している。

プールB

16日 アイルランドートンガ(ナント)
59−16
16日 南ア ルーマニア(ボルドー)
76−0

アイルランド 2勝0敗 勝ち点10
南アフリカ  2勝0敗 勝ち点9
スコットランド0勝1敗 勝ち点0
トンガ    0勝1敗 勝ち点0
ルーマニア  0勝2敗 勝ち点0

第三節

23日 南アフリカ アイルランド(サンドニ)
24日 スコットランド トンガ (ニース)
ルーマニアはお休み

第2節はともに大差のゲームになった。
アイルランドはトンガを、南アフリカはルーマニアを大差で退けた。アイルランドは初戦のスコットランド戦に続き、セクストンなど主力を投入したが、南アフリカはがらっと入れ替えて、4人いるSHを全員出させ、主力を休ませた。しかし不安な要素としてHOの大黒柱マルコムマークスが怪我のため離脱、ただでさえHOはムモナンビと2人しか連れてきていない。

この2チームが23日にサンドニで激突する。このの一戦がこのプール最大見ものとなる。これで勝利したほうが1位抜けとなり、準々決勝ではプールAの2位になるだろうニュージーランドとの決戦がほぼ決定する。負ければフランスが相手になるという可能性が高くなる。
南アが勝てば、アイルランドは10月7日のプール最終戦にスコットランドと2位の座をあらそうことになる。スコットランドはそれまで負けられない。
ニースのスコットランドとトンガ戦も重要である。

プールC

 

17日 ウェールズ ポルトガル (ニース)
28−8
17日オーストラリア フィジー(サンテティエンヌ)
15−22

ウェールズ 2勝0敗 勝ち点10
フィジー  1勝1敗 勝ち点6
オーストラリア1勝1敗 勝ち点6
ジョージア  0勝1敗 勝ち点0
ポルトガル  0勝1敗 勝ち点0

ウェールズに惜しくも負けたフィジーがオーストラリアを振り切った。この結果フィジーは2試合で勝ち点6を得た。
オーストラリアも今節はフィジーに負けたが、勝ち点1をとり、それでも勝ち点では6とフィジーに並んでいる。

第三節
23日ジョージア ポルトガル(トゥールーズ)
24日 オーストラリア ウェールズ(リヨン)

ここでついにオーストラリアとウェールズがぶつかる。オーストラリアがウェールズを破れば、フィジー、オーストラリア、ウェールズが3すくみで並ぶことになる。そうなったら大混戦だ。

逆にウェールズが勝てば、あとにジョージア戦だけを残すウェールズのほぼ1位抜けが決定。ポルトガル戦を残すだけのオーストラリアはポルトガル戦に勝っても勝ち点を最大5しか伸ばせず。今回休みで、ポルトガル戦以外にジョージア戦も残すフィジーが俄然有力になる。

この上位争いの鍵を握るのかジョージアとなる。ジョージは、ウェールズ戦で検討したポルトガルが相手である。上位進出のためにはここでは負けられない。

 

プールD

9月16日 サモア チリ(ボルドー)
43  10

9月17日 日本 イングランド(ニース)
12  34

日本の属するプールDだが、チリの健闘が光る。初戦日本に検討したチリはサモア戦でもかなりの善戦をしたが、反則によって後半息切れしてしまう。イングランドが日本を退け且つBPを取得したことで、イングランドの一位に抜けだけでなく、決勝への道筋も見えてきている。
日本はサモア戦、アルゼンチン戦を残しており、サモア戦最終のアルゼンチン戦が勝負となる。

イングランド 2勝0敗 勝ち点9
サモア    1勝0敗 勝ち点5
日本     1勝1敗 勝ち点5
アルゼンチン 0勝1敗 勝ち点0
チリ     0勝2敗 勝ち点0

第三節

9月22日(金)アルゼンチン サモア(サンテティエンヌ)
9月23日(土)イングランド チリ(リール)

日本はお休み

サモアは日本との対戦の前にアルゼンチンとの対戦になる。ここでたとえ負けてもBPが取れるかが注目点となる。最終的に3すくみになる可能性もあるからである。

連戦の健闘でフランスのファンの心を掴んだチリが2連勝のイングランドに挑む。このゲームではイングランドはメンバー変えて主力を休ませてくると考えられるが、ファレルの復帰となればそれだけで大ニュースの注目の一戦となる。

日本はサモア戦まで、中10日の長い休みにはいるので、気分転換のための短いオフも取れ、イングランド戦のあとのリカバリに努めることができる。