2023WRCフランス大会への準備 ジャパンメンバー選定に思う  開幕まで88日

本日6月12日はフランス大会開幕まであと88日です。本日から合宿が始まります
5月24日の46名発表の際は衝撃でしたが、冷静に考えられるようになってきました。以下は個人的な妄想ですが、ジェイミーが勝つための戦略に自信が持てたと言うならファンとしては喜ばしいと思います。

5月24日発表の衝撃

5月24日の発表の時は、かなりの衝撃だった。
注目はズバリ、スタンドオフやFBを誰にするのかであった。そして発表されたメンバーの中には、ファンの間では当然と思われた、山沢や野口の名前がなかったのである。

当初は、日本代表候補として45名ほどが選ばれる予定だった。これが直前になって、日本代表と日本代表候補の発表になるとアナウンスされ、当日に36名の日本代表と10名の日本代表候補になった。

この意味するものを考えるに、「これは、早いうちにメンバーを固めて、チームを固めて、勝つための戦術を確実に落とし込む」という考えに急に変ったと考えれば素直であろう。

1,当初は、メンバー固定のイメージがまだつかめないので、広い人選をして、キャンプの中で絞っていくるつもりであった、つまりそこには「迷い」があったということだ。
2,しかし、短期間のあるきっかけで「迷い」は消え、勝つためのイメージの固定にかなりの自信が湧いた。

今回の発表前に報道陣に対し落選者への質問に関して控えてもらうようにアナウンスがあったそうであある。それでも藤井Dへ山沢、田村、野口などの落選に関しての質問が出ざるを得なかった。それに答えて藤井Dはそうとう悩んだということと。そして、いかなるプレッシャーの下でも戦術を確実に実行するために、FBとSOの両方できる人材を選んだという話も出た。そして辞退者も居たという話も出てきた。

誰の目にもFBとSOをこなせる人材にぴったりなのは人材は小倉でもよいが、山沢であろう。当初の迷いは山沢をどう扱うかであったに違いない。

その迷いとは何だったのか

実はジェイミーの目指すラグビーはわかりやすい。

キックで確実に相手陣に攻め入り、相手の反則があればPGを確実に狙う。相手のミスがあればスクラムやラインアウトから一発必殺の策士トニー・ブラウンによる用意したサインプレーが炸裂し確実にトライをとる。世界一の策士であるトニー・ブラウンがいるということが大きい。

それは、アンストラクチャーからの個人のひらめきや、阿吽の呼吸、フレアの継続など見ていてスリリングで面白いラグビーを仕掛けるのを思い切って捨てるということである。

追いかける展開でも自らアンストラクチャーを造り、スキ見逃さずに一発逆転の勝ちを拾いにいくパナソニックのようなラグビーでなく、真正面からぶつかって僅差でもついていき、ブレずにリードをとったら逃げ切るラグビーである。

そのためには、ディフェンスも重要になる。内側を一発で抜かれて点差を広げられては勝負にならない。

それらを確実に遂行できる駒としてのメンバーを選んだということである。

山沢のパスやキックやランの能力は一級品である。確実に戦術を遂行できる能力は持っている。しかし、個人の判断力やフレアなどが突出している。パスやランやキックの技術が高いので、その判断を最後の最後ギリギリの瞬間まで惹きつけられる。アンストラクチャーや想定外の事態にことその能力が発揮される。山沢のラグビーの魅力は意外性にあふれている。型にハマるのを極端に拒否する。この突出したフレアはジェイミーの目指すラグビーには時として邪魔になる。ジェイミーの想定を超えてしまっているからである。パナソニックでのパフォーマンスのようにいつも同じメンバーで何年もやっていれば山沢の動きにはついていける。しかし、寄せ集めで短期間で結果を出さなければならない日本代表では難しい。見ていておもろいラグビーをやっている余裕など無いのである。ジェイミーとしては、山沢を駒としてつかいその技術の部分だけがほしいだけである。

これまでもジェイミーが山沢を使わなかった理由はここにある。しかし、戦術遂行上は必要である。いざとなったら使える場面もある。悩みがはここにあった。

もうひとつは、李くんの一次ディフェンスの不安がまだ解消されてなかったことであろう。怪我からの復帰後のパフォーマンスもいまいちであった。

迷いとは、山沢のフレアを捨てて封印してしまって良いのかと、李くんのディフェンスの不安を解消できるのかであったはずだ。

その迷いを払拭したきっかけとはなにか

勝つためのイメージを固めた短期間の出来事とは下記2点が考えられる

1,リーグワン準決勝2試合と決勝戦と3位決定戦のパフォーマンス
2,その前後の候補者への打診の反応(気になる辞退者発言)

一つは、FW陣センター陣のフィジカルやフィットなネスに十分な自信が持てたことであろう。考えてみれば、李くんのディフェンスの不安は、SOが松田だろうが、山沢だろうが、田村だろうがあまり差はない。逆にがんばりすぎでイエローやレッドをもらってしまってはいけない。そこを突かれるのはわかっているので、第三列の0チャンネルや二次ディフェンスが鍵になる。そこはフィジカルだけでなく、フィットネスが重要になる。ただし、今回のRWCの日程は7日から13日もの間があり、十分な休養が取れることである。

チリ戦 9月10日 中6日
イングランド戦 9月17日 中10日
サモア戦 9月28日 中9日
アルゼンチン戦 10月8日

こう思い、直近のリーグワンのパフォーマンスを見て、第三列のフィジカルやフィットネスに自信がもてたということであろう。
最年長のリーチも十分に計算できる。さらに怪我で代表候補に入っているラブスカニの復活に見通しがついたこともあると思われる。怪我のガンターにしても復帰が読めるし、コーネルセンもロックでなくエイトで使える。

これで迷いは一つ消えた。

もう一つは山沢の持つようなフレアの魅力の囁を払拭できるかである。

ここで気になるのは「辞退者があった」との発言である。ここからは妄想とはなるが、実は山沢や田村へも代表への打診があったのではないだろうか。
辞退者とは、普通に考えれば、田村のことであったと思われる。リーグワン終盤での田村のパフォーマンスは鬼気迫るものを感じた。首筋をみるにつけ、田村がセクストンに見えてきた。そしてイエローをもらってベンチに帰るときには、今回の燃えついたという感触をもった。戦術を確実に実行できるメンバーとしてチームに選びたいがどうかと電話で問われたとすれば、「考えさせてくれ」と回答した可能性がたかい。
これは、山沢にも考えられる、これまでも普段の山沢からはギラギラしたWCへの意気込みやこだわりは感じられない。「戦術を確実に実行できるメンバーとしてチームに選びたいがどうか」と問われたとすれば、口下手な山沢にはゴニョゴニョとした曖昧な回答しかできなかった可能性がある。なぜなら、ふたりともそこにSOとしての矜持があるからだ。ジェイミーのラグビーではないラグビーを目指しているからだ。

そして急遽 小倉へと白羽の矢が放たれたのではないかと想像する。

 

カテゴリー2023

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です