「にわか」のためのトップリーグ指南 これだけは知っておきたい6つのラグビールールの話

TVでなく初めてグランドに足を運ぶことになる「にわか」ラグビーファンにラグビーのルールについてこれだけは押さえておいてほしいということがあります。

ラグビーのルールがわかりにくいので敬遠してスタンドに行くのをためらうなんてことだけは考えないでください。

確かにTVで解説者が居るし、リプレーもあるのでのでわかりやすいのです。が難しいことを簡単に言おうとしてかえってわかりにくくしている事もあります。
しかし、下記の7つの話を聞けばまずはルールを知らなくても良いことがわかっていただけると思います。

1、実はラグビーにLAW(=法律)ある。

ラグビーもにはルールブックではなく、RUGBY LAWという競技規則が一応ありますが、中身は細かそうでいて、結構いい加減なものです。まずは観戦前に競技規則を覚えようなんで考えてはいけません。法律ですから、解釈があります。解釈はレフリーに任されています。レフリーの判断がそのゲームの基準になります。法律用語でいうといわゆる判例主義。その判例をまとめたものがRUGBYLAWなので、判例が変われ記述ば変わります。ですから実際には、結構遅れてから後追いで文書化されています。

交通規則で60k /h制限の道路を63k /h程度で走っていても大抵はスピード違反で捕まりません。でも事故を起こせば行政処分が下ります。これは交通の流れを優先しているからです。また安全が優先されます。ラグビーでも同じことは言えます。ゲームの流れや安全性を重視してレフリーが判断します。例えば、スクラムをまっすぐに押すこととRUGBYLAWにはありますが誰もまっすぐに押してはいないのです。

実際の生活でも、法律を全部覚えて生活している人なんていません、それでも生活はできます。ラグビーの法律を全て勉強しなくてもラグビーはプレーできます。ましてや観戦はできることは言うまでもありません。

交通ルールですと、
1、安全第一、2、車は左側、3、歩行者は右側、4、信号は守りましょう、5、おまわりさんの指示に従いましょう。
と言うことが基本原則です。

ラグビーもこれと同じで
1、安全第一、2、ボールは前には投げない、3、落とさない、5、ボールが出てから前に出る、5、レフリーの指示に従いましょう。

これだけでもう充分です。

2、スタンドからは何の反則だったかは誰も判らない

なぜか反則を取られた、いいキックだと思ったら蹴った地点に戻された、いいタックだと思ったらシンビンになった。初めてスタジアムに行きゲームを見ると、不思議なことばかり起こると思いますが、それは全く気にすることは無いことです。ラグビー観戦上級者であっても、スタンドからは何が起こったのかは遠くて全くわかりません。分からなくて良いのです。選手もほとんどがわかっていません。レフリーが判断したことがルールなのです。

また、これは驚くべきことにレフリーは反則が起こっても大抵すぐには笛を吹きません。笛が鳴った時にはだいぶ前の反則だったりします。だから分からなくて当たり前です。レフリーも実は判らないことがたくさんあって、その時はゲームを止めて相談したり、ビデオで細かに確認したりしています。

4、何個かのレフリーのポーズを覚えておくとわかりやすい

それでもなぜかを知りたいと思った人は、その時点で既に「にわか」は卒業です。レフリーの手のポーズを何となく覚えるとなぜ笛が鳴ったのかわかってきます。
ノックオンのボーズ、 スローフォワードのポーズ、 ハイタックルのボーズ、 Nボールを離さない反則ポーズなどです。
これは、ちょっと面白い特徴的なポーズが多いので簡単に覚えられます。

 

5、あなたの席の周りに解説好きなラグビー親父が必ずいます

スタジアムに行く際に、ラグビー関係の友人と一緒に行ければ事細かに教えてくれるでしょう。しかし、それも結構うざったいものです。

初心者同士でふらっとスタジアムに行っても問題ありません。

あなたの席の周りに必ず解説好きなおじさんが座っています。結構一人で来ている事もあります、また、寡黙そうに見えますが、ラグビーのプレーには思わず声をあげてしまっていたりします。それを聞いているだけでも解説をしてくれているようなものですが、本当は寂しいだけかもしれません。判らなかった時にはちょっと話しかけてみてください。必ず丁寧に教えてくれるものです。

このようにラグビーのスタジアムでは同席した人同士が仲良くなって、観戦するのが正しい観戦方法です。

6、現場ではTMOも楽しいものです

W杯でもたくさんあったビデオ判定( TM0と言います)は会場でも大型ビジョンに何度も映し出されます。サッカーや野球などでは、全くスタジアムには情報がなく、ただ単にスタジアムは待っているだけでシラけます。テニスでも結果がCGで映し出されるだけです。ラグビーは違います。何度も何度も違う角度からの画像が会場に流れるので、会場全体で必ず盛り上がります。こんな楽しみも自宅のTV観戦では味わえない面白さです。

しかも今回のトップリーグでは、TMOの提供のマットレスのマニュフレックスのCMのキャラクターが、ジャパンのスクラムコーチの長谷川慎さんです。

 

 

 

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