JAPAN イングランド戦雑感

ラグビーを始めとするスポーツには、勝ち負けの基準は複数あってもよいのではないだろうか?
たしかに、ゲームの勝ち負けは点数で非情にもついてしまう。しかし内容はそれだけなのだろうか?たとえば、どれだけ素晴らしい魅力的なラグビーを表現できたかも勝負であり、さらにどれだけ実力を発揮できたかどれだけ出し切る事ができたかも勝負である。さらに、どれだけチームとして個人として成長したかという勝負もある。成長は技術的な面だけななく精神的面、フィジカル面などもある。

WC杯で対戦することが決まっている両チームにとって、この対戦の意味はどこにあるのか?それは今後の1年でどれだけ成長が必要なのか、その距離感を掴むこと、相手からどれだけ学ぶ点を得たか、その情報を得られたか、そのモチベーションを得られたかが、もともと今回の対戦の勝負であったのではないかと思う。

その意味では、イングランドチームがJAPANから学ぶ点は非常に少なかったと言える。逆にJAPANにとっては今回の対戦によって多くの学びがあった。その経験は大きい。本気のベストのイングランドを見せてもたったからだ。イングランドには前節のアルゼンチン戦の敗戦と、AB戦のジャパンを警戒して現状の戦術や戦力を隠す余裕はなかった。さらに新戦力もためさざるをえなかった。中身をさらけ出した生身のイングランドであった、イングランドはコクナシーガも登場してくれ、ジョニーメイも復活してくれた。後半にはブニポラ兄弟も出てきてくてた。それを体感できたJAPANのほうが得るものが多かったと確実に断言できる。

さらに、ジャージについてもイングランドはファーストだった。日本はセカンド、ニースでは逆になる可能性が高い。黒いイングランドは怖くない。

一方の日本はミスが多かったので図らずも手の内をさらけ出すことはなかった。ジャパンはすべてを出し切ったとは言えなかった。キッキングゲームを目指すジャパンではあるが、自陣から回し、まずいつも多いキックの選択を今回かなり封印したし、前半は山沢、山中のキックもいまいちであった。
セットプレーに関してもラインアウトはすでに完成の域にあり、スクラムも80分を通してセットプレーも大きく成長している。このまま成長すれば1年後には武器として使えるレベルに達している。
エディーさんだけは日本の実力や成長することを確信しているが、今回登場したイングランドのメンバーにはどうだろう、「なんだこんなものか」といった印象がのこったのでないだろうか、コーチ陣と選手たちの微妙な認識のズレを埋めることができるかどうかは非情にむつかしいのではないかと思われる

来年のWCの試合日程では、最初にアルゼンチンとイングランドの対戦があり、その1W後にイングランドと日本の対戦になる。今回そのシミュレーションができた。その上今回はイングランドがアルゼンチンに負けたので、その場合の想定が思いかけず実現できた。

一方のイングランドは初戦のアルゼンチンに総力をあげて取り組まねばならなくなった。そして必ず勝たねばならなくなった。本番でイングランドがアルゼンチンに勝つとすると、今度は次戦のジャパン戦に気持ちが緩むことが想定できる。重要なゲームを乗る超えたあと次のゲームはかならず緩む。この緩みは「ラグビーあるある」でか必ずついてくる。人間のやるスポーツなので、これを克服できたラグビーチームはわたしはこれまで見たことがない、

 

JAPANが学んだことをまとめると

1,海外のアウェイでの8万人の観衆→ニースは中立で3万人
初めての海外遠征の経験者も多い
2,スクラムでのレフリーとのコミュニケーション→後半にはすでに改善している,特にグーくんの肩の位置などのレフリーのし的に対しての反応改善など
3,前に出る激しいディフェンスの強さを知った→キックを使うことで出足を抑えられる
4,ディフェンスのコネクトの重要性→これはまだ現在構築中であり成長が見込める
5,ハイボールの危険性 インランドの大型バック3のキャッチングからリターンの能力は非情に高い。キック合戦をさける戦術の必要性を学んだ

 

来年のWCの試合日程では、最初にアルゼンチンとイングランドの対戦があり、その1W後にイングランドと日本の対戦になる。そのシミュレーションができた。その上今回はイングランドがアルゼンチンに負けたので、その場合の想定が思いかけず実現できた。

一方のイングランドは初戦のアルゼンチンに総力をあげて取り組まねばならなくなったそして勝たねばならなくなった。アルゼンチンに勝つとすると、今度は次戦のジャパン戦に気持ちが緩むことが想定できる。重要なゲームを乗る超えたあと次のゲームはかならず緩む。この緩みは「ラグビーあるある」でか必ずついてくる。人間のやるスポーツなので、これを克服できたラグビーチームはわたしはこれまで見たことがない、

おまけ
イングランのパンツが脱げやすい構造なのが気になります。昔ならば下はフルチンなので、もしも大相撲なら出てしまった段階で負けです。

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