花園準々決勝結果 凄まじきは高校ラグビー(その1)

1日に四試合も立て続けに観戦すると、自宅でTVで観戦しているだけなのに、必要以上に力が入ってしまって、老齢の身になった者にはこれは体にひびきます。しかも四試合目が、双方フェイズを重ね、何度も終わったかと思うのにゲームは続き、前後半80分近くも続いた末の引き分けとなると尚更です。終わった後は脱力感に見舞われて椅子にへたり込み、しばらく立ち上がれませんでした。

第一試合 流通経済大柏ー大阪朝鮮

全くもってブレークダウンの勝負で、そのディフェンスアタックとも圧力の強度はお互いに最後まで続きました。2mの長身ディアンズワーナー選手の存在はラインアウト、キックチャージ、モールディフェンス、アタックなど随所で大阪朝鮮に最後までプレッシャーを与えました。4点差のままゴールを背にした大阪朝鮮は、何度もサヨナラトライをされそうになります。それも、守りきったと思いきや、まだ時間が残っていたりと冷や冷やドキドキです。

このゲームを観戦しているだけで、四試合に相当するエネルギーを消費してしまった様に感じました。(この時点では第四試合にこのゲームを上まわるさらにものすごいゲームが繰り広げられることなど予想だにしませんでした)

 

第二試合 桐蔭ー御所実業

続いての第二試合は昨年の決勝戦の再現ですから、キックオフ前から既に力が入ります。開始から桐蔭はモールからのトライで着実に上げ点差を広げます。しかし、前半終了間際に御所がゴール前に攻め寄り、何度もアタックをしてついに桐蔭のディフェンスの穴を作って意地のトライ。ここが最大に熱くなってしまった瞬間でした。

結果は最終的に桐蔭が点差を開いての勝利となったのですが、その加点の仕方がスマートで抜け目なく惚れ惚れする内容ばかりであり、気がつけばあっという間の60分間でした。それにしてもタレント揃いの桐蔭はその個の力を存分に発揮しました。どこからでも攻めることができます。特にキャプテンの佐藤君の前が見える突破力と走力、青木君の力ずくのボールキャリーは破壊的ですらあります。

御所の3番の本来愛されキャラの小林君も、今回ばかりは顔が引きつっていました。

第三試合 京都成章ー中部大春日ヶ丘

第三試合は初めて準々決勝に残った超攻撃的なラグビーをする春日ヶ丘が、毎年正月常連で完璧なディフェンスの京都成章に挑戦しました。京都成章の守りの意識はすごくて、最後まで春日ヶ丘にゴールラインを割らせませんでした。最後まで強度と意識を落とさずに守り切るディフェンスには力がこもります。いつもニコニコしているジャイアンこと190cmの本橋君もマジ顔でタックルに行く姿を見せていました。結果はしょっぱなに2トライを先取した京都成章が守りにきました。

 

そして問題の第四試合になります。次の記事に続きます。

 

 

 

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