花園、魅力たっぷりの準決勝

第一試合
流経大柏 ー大阪朝鮮

なんと言っても柏のディワンズワーナー選手に注目です。201cm118kgの体格と、ベンチプレス150kgの怪力は驚異的、規格外です。彼の憧れの選手はオールブラックス(現在は神戸製鋼)の世界的リアルロックのブロディリタリック選手。すでに対面済みで、リタリック選手(204cm)もびっくりしたというエピソードもあります。父が現NECのS&Cコーチで中学から一緒に来日しています。卒業後はそのままトップリーグ(NEC)に入るのではないかと目されています。1日の常翔学園戦では、力を加減してちょっと跳ね上げただけのプレイが、危険なタックルと取られでシンビンとなり、その間に相手にトライを許してしまいました。しかし、シンビンが開けてからのプレーはその責任感からなのか、ちょっと強引すぎるかと思われる様に暴れるプレーを見せて、ついに再逆転のトライをもぎとり、チームを勝利に導きました。それまでは優しい性格の彼は激しいプレーは少なかったのですが、これでついに覚醒したのかと思われます。

 

第二試合
桐蔭ー御所実業

昨年度の決勝のカードがここで実現しました。

桐蔭は1年生の時から活躍して注目されている怪物青木選手、キャプテンの佐藤孝選手が最上級生となった今年も、体を張ったプレーでチームを牽引しています。
佐藤キャプテンは、現在早稲田で大活躍の昨年の伊藤キャプテンに続いて早稲田への進学が決まっています。

この二人だけでなく、ピッチに出た全員のラグビー脳(ラグビー偏差値)が非常に高く、理にかなったラグビーをするのが最大の強みといえるでしょう。2回戦の日本航空石川戦では序盤に立て続けにPGを決めて、確実に流れを引き寄せるという戦いぶりでした。

御所は30日の国学院栃木戦で苦戦しました。モールで先制されたあとなかなか得点がなく後半になってやっと5−7と逆転、そしてその後に30mほどのモールを押し込んでのお返しのトライで5−12で勝ち上がりです。

 

第三試合
京都成章ー中部春日ヶ丘

京都成章は ロックの本橋拓馬君のプレーに注目です。193cm113kgの体格で、1年生の時から体を生かしたまさに怪物なのですが、その長身にもかかわらず低いタックルなども大得意です。一番いいのが常に笑顔で楽しそうに嬉しそうにプレーしていることです。どんな場面でも彼がいるだけで安心できます。

中部春日ヶ丘はW杯で大スターとなった姫野選手の母校です。その効果もあってか本年度は部員が急に増えたと聞いています。すでにその1年生から何人もレギュラーに定着、活躍しています。中でも1年生のロックの物部君は190cmの長身ですが、華麗なパス捌きもできます。大分戦ではトライも取って乗ってきました。2年生の相沢、小池の両快速ウィングも得点力があります。若いメンバーが中心なので今後も楽しみです。

 

 

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