「にわか」のためのスーパーラグビー指南 チーム紹介

サンウルブス 

15年のW杯前に、ジャパンの長期的強化を狙って、当時HCのエディさんらが発案して、苦労して参入決定し、今年が5年目。参入の際にはさまざなな賛否両論があったが、19年のW杯の結果を見れば参入は大正解であったと言える。しかし、スーパーラグビーの運営上の問題から、今年でラストシーズンとなることが決定されている。チーム名は参入にさいし公募されたが、日本をイメージする太陽のサンと狼の複数形のウルブスの合成。過去4年間では、最下位から逃れられたことはなく、あげた勝利も全部で8勝に止まっている。しかし、狼の被り物や遠吠えの応援など独自の応援方法で15チーム随一というファンの熱い応援と集客力がある。

今年のスコッドはガラリと変わった。2023を狙える期待の若手の日本選手が揃って入団した。大学選手権王者の早稲田から、斎藤と中野。明治からは、雲山、箸本、安。天理のフィフィタ、摂南大の郭、慶応の原田、流経のイノケなど
びっくりなのは、イングランドの重鎮の一人ベンテオのまさかの入団。さらに世界のセンターティムホランの息子、アレックスも加入まだ22歳。

 

それから、今シーズン来日するチームを順に紹介する

2月1日(土) レベルズ 福岡レベル5 開幕戦

11年W杯後、堀江翔太が自ら移籍を選んだのがこのレベルズだった。また、JAPANの核弾頭のアマナキレリーマフィーが中心選手として所属していた。松島幸太郎も16年シーズンには1シーズンだけ所属していた。このように日本には馴染みの深いチーム。紺色のジャージがカッコ良いい。ジャージの胸の縦に並んだ星はまるでレベルメータのよう。
今季はW杯のワラビーズで大活躍のフィジアンのウィングコロインベテがキャプテン。

 

2月15日(土) チーフス 秩父宮

NZ北島、オークランドから車で南に2時間ほど、ハミルトンのWAIKATOスタジアムが本拠地、ジャパンのキャプテン。リーチマイケルはここで押しも押されぬ不動のナンバー8だった。プロップの元ジャパン、ヤンブーこと山下もスクラムの先頭を引っ張った。キャプテンはW杯でも大活躍のサムケイン。ケインと並んで長年チーフフスの顔だったレタリックが神戸製鋼に移籍も、若手が順調に成長している。また、アーロンクルーデンがフランスから戻ってきたのは大きい。W杯に期待されながら直前の怪我に泣いた微笑みのキッカー、ダミアンマッケンジーは、FBでの起用が中心となる見込み。

 

3月8日(日) ブランビーズ  花園

 

過去にスーパーラグビー優勝2回、準優勝も4回という名門。低迷を続けるオーストラリア勢の中でも今でも実力はナンバー1。2001年の優勝の際のヘッドコーチはエディジョーンズだった。グレーガンやラーカムなどオーストラリアのレジェンドを多数輩出。ブランビーズ とは暴れ馬の事、今年もリーグを暴れまりそうであるが、それもスクラムなどセットプレーの安定が支えになっている。長らくブランビーズの顔だったポーコックや、キャプテンのリアリーファノが日本に移籍した穴を誰が埋めるのか。

 

3月14日(土) クルセイダーズ 秩父宮

翌日3月15日は、クルセダーズの本拠地、クライストチャーチで銃撃事件があって多数の死傷者が出て1年となる日。多方面の心情を配慮し、十字軍の名称の変更も検討されたが、エンブレムの変更にとどまった。
キャプテンのキアランリードはトヨタに移籍。マッドトッド、サムホワイトロックも日本に移籍。それでもジョームーディー、コーディーテイラー、リッチーモウンガ、グッドヒュー、ジョージブリッジ、セブリースとオールブラックスのスーパースターがずらりと並ぶ豪華布陣。ここ3年間連続優勝で、今年も優勝候補の筆頭。HCのスコットロバートソンは今年も優勝を決めて、おきまりのお得意なブレイクダンスを踊ることになるのだろうか?

 

4月5日(日)  レッズ 秩父宮

レッズは、2015W杯の後に当時人気絶頂の五郎丸が移籍したチームとして日本でもおなじみ。2019W杯戦士の一人、ツイヘンドリックスも3列目として数シーズンプレーした。火を吐く可愛いドラゴンのマークは銀行のスポンサー。長年の顔はゲニア=クーパーのハーフ陣だったが、クーパーの欧州移籍で別れ別れに、その2人は、昨年度はレベルズでコンビ復活、そして今は近鉄でプレーしているという巡り合わせ。同じく顔だったサムケレビもサントリーに移籍したが、永遠のやんちゃ坊主ジェームスオコーナーが欧州から戻ってきた。ブランビーズからは経験豊富なヘンリースパイトも加入。2年目のブラッドソーン監督、上位進出を狙う。

 

5月8日(金) ワラターズ 秩父宮

今季は多数の中心選手がチームを離れることになってしまった。SOのバーナードフォーリーは日本へ、セコベケフとSHのニックフィリップスは揃ってイングランドへ、神戸でも顔だったアダムアシュリークーパーはチームに戻ったと思ったのにはっきりしないし、イズラエルフォラウは問題発言の影響で選手としての復帰は二度と難しい状況。日本でもNTTコミュニケーションズでおなじみのロブペニーがヘッドコーチとして就任して、若手中心に立て直しを図る。昨年の対戦はサンウルブス と1勝1敗。どちらも接戦だった。ビールも飲みごろの季節、金曜の夜の一戦、仕事帰りに寄り道観戦に最適。

 

 

5月16日(土曜) ストーマーズ  秩父宮

キャプテンのシヤコリシを筆頭に、W杯の優勝メンバーがズラリ揃っている。1列目はマルハーバ、キッソフ、ンモナンビ。ピーターススティフデュトイ。W杯では主役をデクラーク には譲ったが、昨年度彗星のごとくあわわれ大活躍のハーシェルヤンチーズもトライを取りまくると思われる。ダミアンリアエンディはパナソニックに、エツベスはフランストゥーロンに移ったが、ウェールズ代表94キャップのジェイミーロバーツが驚きの電撃加入。

 

 

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