ラグビー 現代用語 わ行  (6月21日完成版)

ル=ルール 戦=戦術戦法 ポ=ポジション ト=練習トレーニング方法 文=文化歴史 人=人物名 組=チーム名、組織名 場=場所 物=物や作品名 大=大会名 他=その他

 

ワイドライン Wide Line 名詞 (戦)
(反意語=ショートライン)

早稲田大学が得意としたバックス攻撃。出来るだけ密集から遠いところへボールを運んで外でスペースを見つけ、トライに結びつける戦法。
多くの日本の学生チームが真似ようとしたが、「身の丈にあったラグビーではない(横井章)」という批判がある。

ワークレイト Work Rate 名詞 (戦)

仕事量の事。

ゲーム中にボールを持った回数、前に走る回数などだけではなく、タックルに行く回数、ブレークダウンにサポートに入る回数など。また独走する選手を最後まで忠実にフォローするプレーなどもそうである。
倒れてもすぐに起き上がって次のプレーに行く事が多いほど、ワークレート は高くなる。
ワークレイトの高い選手を見ていると、こちらの胸が熱くなってくる。例えば、トンプソンや大野均選手がそうである。

 

ワールドラグビー  World Rugby 名詞 (組)

関連語  IRB

IRBから名称変更。世界にラグビーを普及させようという意図から名称が変更になった。またロゴも変更になっている。

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ワラビーズ wallabies  名詞 (組)

ラグビーオーストラリア代表チームの愛称。

山菜のワラビはなく、埼玉県蕨市のチームでも無い。
ワラビーはカンガルーの小型版の動物である。

豪州代表チームが初めての英国遠征(1908年)の際に、チームのマスコットをそうするかを船中で議論されて決定された。他の候補は、コアラ、狼、へび、野犬などであったという。カンガルーは最初から候補にはなかったようである。

ワンフォーオール、オールフォアワン One for all, All for one   その他 (文)

「一人はみんなのために、みんなは一人のために」と訳され、日本ではラグビーのチームワークや自己犠牲の精神を表すものとして、広く語り継がれてきた。ラグビー関連では最も一般的に知られている言葉の一つ。

驚くことにこの言葉がラグビーで使われるのは日本だけである。

神戸製鋼で活躍した元ワラビーズのイアンウイリアムは、「日本に来て、みんなが揃って口にするこのおかしなキャッチフレーズには、違和感を覚えた」とまで書いている。

出典はフランスのデュマの「三銃士」に出てくる言葉である。

実は、デュマの三銃士の原典では、All for one  One for all であり、日本で一般的に使われているのとは順番が逆である。また三銃士の話は、ダルタニアンが三銃士(アトス、ポルトス、アラミス)と協力して活躍する話なので、ALLとはたったの四人である。ラグビーはその4倍ほどの十五人である。

 

ワン ブイ ワン 1 VS 1    ONE VS ONE  名詞? (戦)

いわゆる一対一の事。
ラグビーは十五人対十五人ではあるが、アタックとディフェンスが対峙した場面、 タックルなど コンタクトのある一面は1対1であり、ここで一歩でも前に出れるか否かはその後の局面にとても影響があるので、ゲームの優劣を占うには需要ではある。
元日本代表の吉田義人は、TVの解説で必ず5度は使う言葉(試しに今度数えてみてください)。

 

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