これは、このところJスポーツでラグビーを見ていると、番組の間のパリダカのJスポの番宣にかかる曲です。
この曲はたしか、湾岸戦争のころヒットして、多くのカバーがあったと思います。今聞いてみると現在の世界の情勢を思い浮かべてしまい、なんとも考えさせられます。心を揺さぶられる歌です。
歌い出しの「From a distance」として、様々な視点から、この世界が描写されます。
(パリダガの映像に気を取れているだけではいけません)
(英語の歌詞は、ここでは著作権上乗せられないみたいなので、私の下手な意訳を見ながらでも噛み締めて聞いてほしいと思います。)
1番では、まず地球全体を俯瞰した視点から歌われます。
ここのFrom a distanceは「地球を離れた宇宙から」の意味合いでしょう。
その視点に立ちさえすれば、この星は美しく、かけがえの無いものであることがわかるのです
遠く離れてみれは、世界は蒼く翠にみえる そして白く雪をかぶった山々も 風が海と出会う その場所から 鷲が飛び立とうとしているのも
次のFrom a distanceは、「その地球上にあるどこか離れた土地から」です。
その場所からは、「平和の祈り」が聞こえてくるのです。
彼方の地からは 歌声が聞こえ それは大地にこだまする それは希望の声、それは平和の声 人民全ての声
2番のFrom a distance は「紛争に明け暮れて、子供たちが苦しんでいる場所から」です。
そこに暮らす人達にとっては、日本など平和な国に住んでいる僕らはとても幸せに映るんです。職場や家庭など人間関係のささいなことで悩んでいるなんて、そんなちっぽけなことなど言ってられないのです。
また、彼(か)の場所からすれば 僕らは満ち足り、何でも揃っているように見える 銃もなく、爆弾もなく、疫病もなく、飢えた子もいない
そして次のFrom a distanceは、「そんな世人たちからは遠く離れた、僕らの場所から」の、立場を超えての連帯の決意が歌われます。
肌の色、考え方、宗教などの違いを、様々な形で、様々な音色をだす楽器に例えています。
離れた場所からでも、僕らは、例えば形の楽器であっても 一つの楽団となって前へと進むんだ 希望を奏で、平和を奏で、全人類の歌を奏でながら
神は見給う 神は見給う 私達の事を 遠くから
3番のFrom a distanceは まず「今の私達のいる場所から遠く離れた、ウクライナなど今戦争が起こっている所」にいる人々の現状などに思いを馳せ、愚かな戦争というものに疑問を投げかけます。
遠くのあの場所では 君も私の友、たとえ戦の渦中でも 遠くあの場所の状況 困惑する それは、何のための戦いなのか
そして最後にまた、From a distance 遠く離れたどこかの場所からの平和の祈りが歌われます。
それは、今の自分達からは遠く離れているどこかかもしれないし、それは、逆に彼らの視点から見れば遠く離れた日本にいる僕らだっていいい。世界中のどこからだって、歌にして声を上げれば、それはこだまして、大地にひろがり大きなうねりになるに違いありません。
彼の地では、歌声があり、大地にこだまする それは 希望の中の希望、 愛の中の愛 人類全ての心 人類全ての歌
神は見給う 神は見給う 私達の事を 遠くから