リーグワン 第4節結果

 

ブレイブルーパス ベルブリッツ(駒沢) 23−33

先々週はサンゴリアス戦に大敗してしまったベルブリッツですが、このゲームが2ゲーム目になります。この両チームは社会人時代からのフィジカルバトル炸裂です。ベブリッツもマイケルフーパー、キアランリードの大スターが抜けても、ツイブロトゥ、デュトイの新加入の大駒の肉体が、接点で炸裂します。今節のハーフ陣を福田ファルコンの若いコンビになりました。

ブレイブルーパスは、ワーナーディアンズが出場停止中で、ラインアウトが不調です。これがいいプレーでボールをうばってもなかな波に乗れない結果になってしまいました。

ブレイブルーパスのホームゲームで、チアチームなど盛り上げようとする企画が多いのですが、しかしまだなんともぎこちないところが見え隠れまします。やろうとしている気持ちはわかり、初々しいのですが、痛々しくも見えました。

スティーラーズ ワイルドナイツ(ユニバ)37−41

スティーラーズは最高のゲームの入りをしました、クルーデンと日和佐がインターセプトして、トライに結びつてゴールも決まりあっという間に14−0とリードしたのです。さらに松田選手のキックの不調にもたすけられ、前半は一時24−8まで得点差を広げます。
後半はワイルドナイツのいつもの選手交代で、その勢いが増します。特に堀江の投入で雰囲気はかわりました。最後はトライラッシュになったのですが、35分のコロインベテの左隅の難しいトライの後のゴールを松田が決めて3点差にできたことが最終的に堀江のさよならトライになりました。

スティーラーズはなかな調子は上がりません。リタリック、ハッティング、ナエアタなど大駒が抜けた後の補強ができていないように思います。バックスでもベン・スミスの存在は大きかったと思います。

スピアーズ グリーンロケッツ (江戸川)56−24

スピアーズのラグビーは個性あふれるメンバー揃いで面白いです。この日はマルコムマークスも先発してハットトリックをきめるし、バーナードフォリーや立川キャプテンの冷静で暑いプレーも見どころです。中でも3番のオペティヘル選手は最高です。190cm127Kgの巨漢でぶちかましてまっすぐ前進する姿はきもち良いです。それだけでなく、走るスピードも見もので、器用なパスを放つし、サポートプレーでも常に接点に果敢に絡みます。新しい発見でとてもとても得した気持ちになりました。このメンバーに出遅れているラピーが出てくればさらにおもしろいでしょう。

グリーンロケッツでは10番だったレメキが13番で先発しました。背番号はどこでも関係なさそうです。アッシュディクソンやジェイクボールなどワールドクラスの選手の地味ながら存在感あるプレーは玄人ごのみです。

スピアーズは待ちに待ったホームでの開幕戦でした。バックスタンドの陸上トラックに砂かぶり席を用意したのは最高のファインプレーです。他の陸上グランドをホームにしているチームもみならってもらいたいところです

ブラックラムス サンゴリアス (秩父宮)

両チームともセカンドジャージで登場です。特にサンゴリアスはがらっとメンバーが代わって、この日は中村キャプテンやマッケンジーという大駒がおやすみで、全く新しいチームのようです。チーム事情などあるとは思いますがここまで変えてしまうのはどうなのでしょう。ツイ、マクマーン、タタフの3列目は強烈です。しかし、タタフにレッドが出てしまったのは残念でした。バックス陣は連携がいまいちで並みのチーム以下になってしまいました。

そのためなのかゲームはどちらも爪が甘く思ったところで点になりません。おかげて最後までハラハラ・ドキドキの意外性のある白熱した展開となりました。

ワイルドナイツから移籍の森谷はまだチームにフィットしていないようです。攻撃の起点になりません。ディフェンスでも連携ミスをしてトライを許してしまいました。ウィングで使うべきでしょう。

 

ブルーレブズ レッドハリケーンズ(ヤマハ)36−13

ブルーレブスは4節目でやっと試合ができました開幕です。対するレッドハリケーンもこれまで勝ち星がない状態同士での対決となりました。

ブルーレブスは新リーグ構想をぶち上げた清宮氏のお膝元で、真っ先に運営会社をたちあげ、地元自治体との連携も果たし、企業名も付けないという方針でお手本の理想的な形だったのですが、なんの因果か、一番最後にデビューすること担ってしまいました。待ちに待った初戦ということで、ファンサービスなども充実しています。入場時のバイクの排気爆音も斬新でした。

ただ、一つだけ気になるのがあります。それは、ジャージのデザインです。白い襟がなんともはや可愛らしすぎます。これまでのチームカラーも玄人好みの泥臭さだったのでしっくりしません。なかでも渋さが売りのクガッガスミスやベテランの矢富選手などにはなんとも似合いません。

ゲームのほうは、やはりどちらもまだ波に乗り切れません。前半は一進一退が続きます。後半もなんとももどかしい内容ですが、終わってみれば後半の得点は一方的でした。

 

第4節を終えて、一番の強敵はオミクロン株であることがはっきりしました。不戦敗になってしまうのは当たり前ですが、練習不足での連携不足などがはっきりプレーにでてしまっています。課題はレフリーの体制です。こちらも人材不足はわかりますが、一部の有能な人に集中してしまっています。さらに問題なのは、TMOの使い方です。操作や連携の不手際が見苦しいです。少なくとも観客にわかるように説明があるべきでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です