フランスワインのお勉強 第十五回 ブルゴーニュ(その3、シャブリ)

1、シャブリ

シャブリは今や辛口白ワインの代名詞です。白ぶどうのシャルドネがすっきりとして上品でエレガントなワインです。生牡蠣など魚介類とのマリアージュが最高です。
有名になりすぎて、いっときは世界中でシャブリの名を語った白ワインが生産された時期がありました。今は、法律によってシャブリを名乗るのは、この地区でしか認められません。

mbc-2016 / Pixabay

シャブリ地区だけはブルゴーニュ地域の中で一つだけ離れています。

独自の土壌

この地域は独自の地質です。ジュラ紀には海の底でした。それが隆起して地表に現れたものです。泥質の中に石灰質が混じりで、ミネラルが多く含まれます。今でもの貝の化石等が多くみられます。この土壌はキンメリジャンと呼ばれています。この独自の土壌がすっきり爽やかに合わせ、火打石のような味を醸し出します。

シャブリの等級

AOCシャブリの面積が一番大きいです。最上級のシャブリブランクリュの畑は全体ではわずか1%程度、貴重です。街からちょっと北に離れた、日当たりの良い丘の南斜面にあります。

グランクリュには7つの畑がありますが、AOCは、全てアペラシオン・シャブリグランクリュ・コントローレとなります
ブランショ/Blanchot、ブーグロ/Bougros、レ・クロ/Les Clos、グルヌイユ/Grenouilles、プルーズ/Preuses、ヴァルミュール/Valmur、ヴォーデジール/Vaudésir。

 

 

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