猛威を振るう新型コロナの影響 

コロナ拡大、ラグビースクールもストップ

新型コロナウィルスの感染拡大で、世界中で大混乱となっています。特にイタリア始め欧州での広がりは想定外です。非常事態宣言が出され、人の移動が禁止され、物も動かなくなり、株価暴落、経済も大混乱になっています。

国内のラグビーのゲームは全てなくなりました、海外でも結局スーパーラグビーも中止。サンウルブスは一時解散して帰国だそうです。セブンスのゲームも中止。6ネイションズもゲームは行われません。国内では、選抜高校野球が中止になり、プロ野球開幕も遅れています。Jリーグも大相撲も無観客です。

私の所属する埼玉県のラグビースクールも活動停止状態です。風通しの良い屋外での軽い運動ならば大丈夫ではと思うのですが、その開催の判断の責任となると、この時期誰もが萎縮してしまい、誰も判断できません。学校が休校になる中、子供達の精神衛生上屋外での活動も制限してしまうとなると、行き場がなくなってしまいます。このことももう一方で課題になります。

 

怖いのは過剰すぎる反応

そうこうするうちにも、毎日のように感染者の拡大が報道され、緊急対策措置が発令されます。何が本当のことなのか、どこまでニュースや情報を信じれば良いのか見えなくなります。

インターネット、SMSの情報化の時代なので、マスコミのように統制された情報でなく、生の情報が混然となって拡散します。マクロの話とミクロの話でその情報の重みが違うでしょうが、ごちゃ混ぜです。噂なのか本当なのか、専門家の意見なのか、個人の意見なのか、念のための措置なのか、緊急な措置なのか、そんなこともわからない状況です。またそれがいつまで続くのかも見えません。

怖いのは、「必要以上の恐怖心」と「過剰すぎる反応」だと思います。この二つはコロナウィルスそのものよりも危険です。
しかし、どこまでが必要な対策で、過剰すぎてしまうのがどこからなのかが判断つきません。

 

2011との相似点

2011年の東日本大震災、福島原発事故の際にも同じようなことが起こりました。
9年前は、電力が足りなくなるということで、計画停電が行われ、一挙に街の灯が消えました。照明を点灯させることが最も社会悪とされて、パッシックの対象になってしまいました。

放射能についても毎日何々シーベルトという数値が報道されました。その数値が異常な数字なのか、問題のない数値なのかの基準も明確でなく、風評被害もでることになりました。一方、当の原発の現場では、現状がはっきりしなかったこともありましが、言葉を選ぶ発言に終始し、結果的に本当の姿公表されずに対応が遅れてしまいました。

実際には照明での電力消費量は大した割合ではなかったのですが、わかりやすいために一気にその考えが広がり、省エネ対策として、白熱球や蛍光灯が一気にLEDにかわっていったことを思い出します。私はちょうどその前から照明のLED化についての仕事に取り組んでいたのですが、一挙に照明のLED化が進んだのを思えています。しかし、粗悪品の問題や価格暴落といった問題も一気に噴出しました。

原子力発電は全て敬遠され、熱中症の恐怖の中、夏場のエアコン使用も制限されました。太陽光などの代替エネルギーが注目されました。

さらに、災害でのボランティア活動が活発になりました。その後もなんども自然災害が日本列島を襲いますが、いずれもボランティアの素晴らしい活動が目に残ります。これは昨年のラグビーW杯のボランティア活動にもつながりました。

ただ今回のコロナ騒動ではボランティアの仕方がまだわかりません。現状ではボランティアも動きを封じられています。

多くの方面での新たな普及が進むはず

今回の騒動でも、様々な場面で人と人の接触を避ける動きが進むと考えられます。

例えば仕事では、働き方改革や時差出勤、テレワークなどこれまで掛け声だけで進んでいなかったものが、これで一気に進むと考えられます。これまで現場に行かなければならない仕事もオンラインで進ますような方向に進むはずです。TV会議システムも進むでしょう。オンライン面接などはすでに始まっております。遠隔医療も始まるでしょう。オンラインでの選挙なども始まるかもしれません。

スポーツ観戦もスタジアムに行かなくても、スタジアムと同様の盛り上がりを感じられるVR等の技術も一気に広がるかもしれません。

ライブハウスや映画館のような密閉された空間を嫌がれば、屋外のライプや、一時期アメリカで流行ったドライブインシアターも復活するかもしれません。(ローラースケートで飲み物を持ってきてもらったりしてね)。ドライブシアター方式でのスポーツイベントのパブリックビューイングなどはどうでしょう。大人数で共有してなおかつ濃厚接触は避けられます。

 

緊急なオリンピック問題

大きな差し迫った問題の一つは、東京オリンピックが開催できるかどうかの判断になってきました。

1年遅らせての、さらに真夏を避けての開催ができるのなら、私的には、それが一番ではないかと個人的に思います。トランプ大統領も同じ発言をしました。私は彼の発言には何ひとつ同意できないのですが、これだけは同意見です。

問題はアスリートの選定の件となるでしょう、今年に照準を合わせてきた選手で決定している選手は、そのまま選ばれるべきでしょう。その後1年ベストを維持することがアスリートには求められると思います。

バトミントンの百田選手や、競泳の池田選手など、1年後であれば必ず復活できるのではないかと思います。
ラグビーでは、怪我のため調整が遅れている福岡選手が七人制に特化して必ず間に合ってくると思います。

まだ決定していないスポーツや団体での代表などは、このコロナ問題で選定手段を失っているケースがあります。さらに1年かけてベストの選手を選定し直すこともしても良いと思います。

すでにチケットを購入していると思いますので、そのまま生かしていただいて、オリンピックを開催していただきたいと思います。

個人的には、ボランティアの仕事内容と従事場所の決定が送られてきたので、1年遅れてもボランティアとしての活動を頑張ってきたいと思います。

 

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