W杯レフリー陣発表 (各経歴を簡単に紹介)

W杯のレフリー陣12名が発表になりました。
基本的に本年の6ネイションズでレフリーを務めた者の中から選ばれています。

久保修平さんはアシスタントレフリーに選ばれています。

ウェインバーンズ氏 Wayne Barnes (England)

2007年のW杯での準々決勝フランスーNZ戦を担当、当時問題になったスローフォワードの判定は、今では本人も若い頃の間違いだったと認めています。

2011年のW杯では、ワイカトでのオールブラックスージャパン戦など吹いています。2015年W杯でも、準決勝のオーストラリアーアルゼンチン戦など5試合を担当。

最近では11月のテストマッチで、ダブリンでアイルランドがオールブラックスに勝ったゲームを担当

その後、6ネイションでも開幕のフランスーウェールズ戦を担当。
開幕戦はその大会のレフリングの基準を示すので最も重要なゲームといちづけられます。

2018年はレフリーの最高賞、レフリーオブザイヤーを獲得。
1979年生まれの40歳。
W杯が終わったら引退を考えているということです。

ルークピアース氏 Luke Pearce (England)

これまでW杯での笛の経験はありません。

今期6ネイションでは、スコットランドーイタリア戦で、アシスタントレフリーの久保さんとの絶妙のコンビネーション(確信のトライコール)を見せました。

一昨年パリでジャパンがフランスと引き分けたゲームも担当しています。
その前は2014年マオリオールブラックスが来日した際、笛を吹きました。パシフィックネイションでも何度か笛を担当してます。

ジェロームガルセス氏 Jerome Garces (France)

ガルゼスさんと言えば、何と言っても2015年W杯のジャパンと南ア戦でしょう。
その年のエディジャパンはガルセスさんの笛を確認するために、夏に宮崎の合宿にも来てもらい、ウルグアイ戦のウォームマッチもガルセスさんに吹いてもらっています。
2015年W杯ではその後、ウェールズとイングランドの試合も担当、このゲームでイングランドはウェールズに敗れ決勝トーナメント進出を逃すことになった試合です。さらに準決勝のオールブラックスースプリングボックス戦も担当しています。

最近では6ネイションで、序盤での最大の好カード、優勝のかかったダブリンでのアイルランドーイングランド戦を担当しています。

昨年はジャパンがイングランド遠征の際、グロスターでのロシア戦もガルセスさんの笛でした。

 

ローマンポアティエ氏 Romain Poite (France)

これまで2011年2015年でW杯の笛を担当しています

フランス訛りの簡潔な英語がかえって私のような日本人にはわかりやすいです。TOP14のゲームを拝見したことがありますが、フランス語になると英語の3倍ぐらい饒舌になります。

2016年のアルゼンチン来日のゲームはポアティエさんでした。

 

 

パスカル ガウゼル氏 Pascal Gauzere (France)

前回のW杯では、オールブラックスージョージア戦など4試合を担当
今回の6ネイションではマレーフィールドの、スコットランド対ウェールズを担当しました。

マシュー ライナル氏 Mathieu Raynal (France)

W杯は今回が初めてです。

ナイジェルオーエンス氏 Nigel Owens (Wales)

前回は2015年のW杯決勝で笛を吹きました。

すでに本人もゲイであることをカミングアウトしています。ゲイならではなのでしょうかコミュニケーション能力にたけ、ユーモラスで非常に愉快な笛です。怒った顔を見せるのがちょっと怖いところもあります(多分演技だと思われます)。

2015年W杯で、グレーなプレーをしたスコットランドのスチュワートホグに対し、「そんなことをするなら2週間後にここに来なさい(2週間後には同じスタジアムでサッカーの試合がある)」なんて名言を残しています。

この後もサッカーネタのウイットを効かせた「お小言」は炸裂しまくります。

初めてのテストマッチが2005年の大阪でのアイルランド来日の時です。
昨年はイタリアの来日の際、イタリア戦2試合はアシスタントレフリーで、その後のジョージア戦でレフリーを務めました。
昨年度は味スタでのオールブラックス戦ではアシスタントレフリーでした。

もうすぐ48歳、現在はテストマッチ87キャップでキャップ数世界一です。

 

ヤコペイパー氏 Jaco Peyper (South Africa)

最近はおでこが気になる世界的名レフリーです。
2014年にはイタリアが来日した際に日本に来ています。JAPANが秩父宮で強いスクラムを見せたゲーム(スクラム選択したFW陣にキャプテンの廣瀬がおいおいおいとなったゲーム)

2015年と2017年のスーパーラグビー決勝の笛を吹きました。
これまでスーパーラグビーでは100試合以上を達成。
2017年はライオンズのNZ遠征の時の最初のテストマッチも担当。
3度のレフリーオプザイヤーを獲得。

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ベンオキーフ氏 Ben O’Keeffe (New Zealand)

2015年からスーパーラグビーで笛を吹いています。
ジャパン戦は2016年のスコットランド来日の時吹いています。
直近では、4月に秩父宮でハイランダーズにサンウルブス が大敗(52−0)したゲームの笛はベンオキーフさんでした。
(ジャパンとの相性はあまり良くない様に思えます。)

1989年生まれ30歳と、今回のW杯では1番の若手です
眼科のお医者さんでもあります。

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ポールウイリアムス氏 Paul Williams (New Zealand)

ジャパン戦では、昨年11月のトゥイッケナムでのイングランド戦でレフリーを務めました。
6ネイションで最終戦でやはりこれもトゥイッケナム でイングランドとスコットランドの最後に引き分けになったゲームも担当でした。

今回が初めてのW杯の笛になります。

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ニックベリー氏 Nic Berry (Australia)

一昨年のイタリア、ジョージア来日の際にはナイジェルオーエンスさん達とレフリーチームを作り担当しています。初戦のジャパンが勝利を収めたゲームではレフリーで、その後2ゲームはアシスタントレフリーでした。

W杯は今回が初めてです、

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アンガスガードナー氏 Angus Gardner (Australia)

この前の6ネイションズでは、最終節の優勝が決まったカーディフのウェールズ対イングランド戦を任されています。

2018年はスーパーラグビー決勝戦も担当。

直近では、前節5月3日オーストラリア、サンコープスタジアムでのレッズーサンウルブス 戦で5枚のイエローと2枚のレッドを出したのは、このアンガスガードナーさんです。世界最高峰のレフリー、アンガスガードナーさんにとっては最低のレベルのゲームだったことでしょう。

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その他前回W杯では活躍したグレンジャクソンさん、グレイクジュベールさんは今回は外れています。

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