3連勝と好調のフランスがエジンバラはマレーフィールドに乗り込んでスコットランドに挑みます。フランスとスコットランドは古くからイングランド対抗の仲間ということでオールドアライアンスの関係です。
今期のスコットランドは、得点力があありません。前節にやっとイタリア戦でトライを挙げ勝利したと言う状況です。勢いから行ってフランスの優位と見られています。
キックオフから勢いがあったのはフランスの方でした。
しかし、負の連鎖がフランスを襲います。
ヌタマックがPGを外すと、6番クロスが危険なタックルとみられてシンビン、その後ヌタマックがHIAで退場、その後もスクラムではスコットランドにやられてしまいPGを決められます。
その後ヌタマックに変わった金髪の強面ジャリベルがラインぎわのランを見せ、ったデュポンからの絶妙かキックバスでトライ、6−7と逆転します。フランスは流れを変えられたと思われました。ピックアンドゴーの連発もスコットランドのディフェンすをかわすの有効に機能し始めます。
しかし、その後にフランスは最悪の状況になりました、ゴール前でジェイミーリッチに対するラフプレーでレッドカードとなり、十四人になってしまいます。
前半終了直前にマイトランドのトライが生まれ14−7で前半終了
後半開始早々マイトランドの連続トライ、この時点でもう勝負ありです。
最後にはバンバ君の前進からオリボンキャプテンが意地でトライを取りました。
しかし時すでに遅し、フランスは前半に調子に乗り過ぎ、自ら沈んだ感があります。
オールドアライアンストロフィーはスコットランドの元になりました。
(オールドアライアンスについては別記事を参照ください)
最終節は13ポイントで同ポイントに並んだイングランドのローマでのイタリア戦は延期になりました
フランスはアイルランド戦を残します。このゲームがキーになるでしょう。
スコットランドは、勝ち点を10とし、アウェイでのウェールズ戦が残りました。まだ優勝の目は残っています
本日のお供
ブレンデットのSTUART(世紀名称はハウスオブスチュワート)
スコットランドのキャプテンで今日も大活躍のスチュワートホグ選手に敬意を評してのチョイスです。
スチュワートには2つのスペルがあります。元々はStewartです。スコットランドの古いクランの名前です。
今はギャビンアテンダントと言う言い方の客室乗務員ですが、昔は女子はスチュワーデスと言いました(男子がスチュワート)。このように執事として世話を焼く係が元々はスチュワート(Stewart)だったのです。
StewartからStuartになったのは、メアリー女王からです。幼い頃にフランスに預けられ、フランソワ1世の王妃になったメアリーは、フランス大好きです。ご存知の通りスコットランドに戻ってから、大騒動を起こすことになりますが、その時にフランス読み風にスペルをSTUARTに変えました。
それでスチュワートには2つのスペルが存在するようになったのです。
メアリーの息子のジェームス6世がエリザベス女王の後にイングランドに呼ばれジェームス1世を名乗り、同君連合スチュワート朝となります。
スチュワートホグ選手はSTUART、歌手のロッドスチュワートは”Rod” Stewartです。
話は戻して、ブレンデッドのSTUARTですが、非常に安価です。1リットル瓶が千円くらいです。ストレートでは少々とげが感じられてきついですが、ロックでちょっと加水されていただくと、驚くほどのレーズンバター風の風味が漂います。薄め過ぎないのがコツでしょう。ただし、氷が解けない内に飲み干さねななりません。
ブレンデッドはネーミングに込められた歴史や願いに思いを馳せながら、味わうのが正しいいただき方だと思います。