フランスワインのお勉強 第一回 7大産地(その1)

ワイン音痴の私は、ラフビーW杯フランス大会までにワイン(特にフランスワイン)の知識を得ようと思い立ちました。しかし、普段ビールやウイスキーのみで、ワイン飲まない習慣の私には、実際一向に知識は増えません。そこで少しずつ勉強の成果を綴っていきたいと思います。(ワイン通の方には当たり前のことで恐縮します)

ワインは農産物であり、産地によって各付けがされている(AOC=アペラシオン・ドリジーヌ・コントレ=原産地統制呼称制度)と言うことです。まずは、フランスワインの生産地を調べてみました。

7大産地は
2大産地のボルドー、ブルゴーニュと、
ロワール、アルザス、コートデュオール、シャンパーニュ、ラングドック&ルーションとなります。

1)ボルドー

「ワインの女王」の名で知られます。

ボルドーの赤といえば、まさにフランスワインを象徴するワインでしょう。ボトルには特徴があり、ちょっといかり肩をしています。
ボルドーは5つの地区に分かれ、その中でも「メドック地区」が一番とされます。
メドック地区はシャトー(お城の意味ですが、お城のような歴史と規模のあるワイナリーのこと)で格付けさてれ、最高級と言われる5大シャトーの内4つまでがこの地区にあります。このシャトーのワインは1本数万円から数十万円します。私のような庶民が購入することはまず考えられません。

ボルドーのマットミュット・アトランティック・スタジアムは2023ラグビーW杯の会場になっています。

この辺一帯をアキテーヌ地区(ギュイエンヌ地区)と言います、ヘンリー2世、プランタジネット朝時代にはイングランドの一部でした。またこの辺は大商人が多く、ジロンド県といって、フランス革命の際の「ジロンド派」の拠点でした。(メドック地区はジロンド川の左岸に当たります)。ジロンドと言うと高級で金持ちなニュアンスが漂います。

jackmac34 / Pixabay

2)ブルゴーニュ

こちらは「ワインの王様」です。

ブルゴーニュはパリの東南に300Kmにも広がる地域です

この地区には、私のように素人でも有名な「ボージョレヌーボー」のボジョレーがあります。これは、もう南のリオンの近くです。北には、ブルゴーニュを代表する辛口白ワインのシャブリ地区があります。

ブルゴーニュの中心地のティジョン市の南には、最高級のワイン、「ロマネコンティ」を生産する「コート・ド・ニュイ」地区もあります。


この地区は「ドメーヌ」と言うぶどう生産から醸造まで行うワイナリーと、「ネゴシアン」といって、農家からぶどうを購入してワイン作りをするブランドがあります。葡萄畑ごとにぶどうの出来が違ってきます。畑は相続によって分割がなされ区画が分かれますが、その中で「モノポール」と言う唯一の所有者しかいない特別な畑もあります。

ブルゴーニュ地区は南北に300Kmと内陸で長い土地なので、さまざなまワイナリーがあります。「コート・シャロネーズ」や「マコネ」地区では、コストパフォーマンスの高いワインがあります。

ブルゴーニュといえば、100年戦戦争の時に王太子のアルマヤック派と争って、イングランドと連合を結んだ地域です。イングランドがフランス進出を謀る場合は、なぜか真っ先にワインが美味しい地域になります。

リオンでは準決勝が行われ、2023年W杯の決勝は10月21日にサンドニでで行われる予定なので、ボージョレヌーボーの解禁日、11月の第3の木曜日には残念ながら間に合いません。

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3)シャンパーニュ

シャンパーニュ地区はパリの東の方になります。
スパークリングワインの代名詞になっているシャンパンの産地です。世界中でシャンパンと呼べるのはこの地区で生産されたワインのみです。

シャンパンを名乗るには、先のこの地域で生産されたと言う以外に2つの条件も必要になります。まずはブドウの種類、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノムエの3種しか使ってはいけません。(大抵はこの3種のブレンド)。もう一つがアルコール度数が11度以上であることです。

シャンパンで最も有名なのは「ドンペリニオン」でしょう。通称「ドンペリ」、日本では特に夜の職業の世界で高級で有名です。(海外での通称はもっと短く「ドン」だけですが、こちらの方が夜の世界のイメージにハマりすぎです。)シャンパーニュ地区の中心部にある、モエ・エ・シャンドン社が作るワインの高級ブランドです。シャンパンを発明(発見)したと言うドンピエール・ペリニヨン氏の名前をとって、ドンピエール氏の畑からのみのぶどうを使ったのが始まりでした。これが大ヒットして世界ブランドになりました。

2023年のファイナルのシャンパンファイトのチームはどこになるのでしょう

jeanborges / Pixabay

 

 

 

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