2023W杯メインビールはなんとアサヒに決定

本日、2023年ワールドカップで大ニュースが飛び込んできました。ビールのメインスポンサーがハイネッケンからアサヒにかわると言う衝撃の発表です。そしてそのメインキャラクターが引退したばかりの五郎丸です。

ワールドカップでどんなビールが飲めるのか、はたまた飲めないのかと言う問題は、本来のラグビーのW杯の優勝国がどうなるか、自国のチームがプール戦を勝ち抜くかどうかと同じくらいの大問題です。

ハイネッケンは長らくワールドカップのスポンサーでした。会場内でハイネッケンしか飲めないと言うことは、ラグビーと同じぐらいにビールを愛するラグビーファンにとっては、一つの悩みの種でした。しかし、ハイネッケンはそれなりにの見応えのあるビールで、日本でもキリンの横浜工場でのライセンス生産はフル稼働を強いられたのでした。2019日本大会ではハイネッケンをたくさんいただきまして、過去2大会以上にハイネッケンも好きなビールになりました。

個人の話で恐縮ですが、私もラグビーと同じくらいビールが好きです。しかしながら実を明かせば困ったことに、

「私は世界のビールの中でスーパードライだけが苦手なのです。」

もう少しゆっくり飲めて味わいや香りがあって、ホップが効いているビール(IPAなどエール系が好きです)を飲み慣れると、喉越しだけのドライはなんとも勘弁なのです。これは私にとって、大問題中の大問題となりました。会場で飲めるビールがスーパードライだけになってしまったらどうしよう。これは恐怖ですらあります。

ビール通の私にとっても、日本のドライ系のビールが世界で好まれつつあると言う状況は知っています。今のニュージーランドでは「スタインラガー」でも、「ワイカトドラフト」でも、「ツイ」でも「SPITE」でもなく、「東京ドライ」と言うビールが1番の人気ということです。

しかし、しかしです。この歳になって、私が個人的に唯一受け付けないスーパードライを飲みながら、ラグビーを観戦する羽目になろうとうは、夢にも思いませんでした。

こうなった以上、2023年トゥーロン やニースでのラグビー観戦を夢見る私にとって、その解決策というか、恐怖を取り除く言い訳というか、慰めというか、希望というか、安心理論を考えて、その恐怖から逃避して2023 を迎えたいと思います。

安心理論その1
アサヒは東欧の老舗のビール会社ピルスナーウルケルなどを買収しています、会場ではスーパードライだけでなく、買収されたもしくは提携先の欧州のビールも飲めるはずだ。確かアサヒはその後もイングランドのビール会社Fuller, Smith & Turnerも買収したのではなかったか、Fuller, Smith & Turneといえば「ロンドンプライド」は飲めるはずだ。そうだきっと飲めるはずだ。

安心理論その2
開催国がフランス。ということはワインの本場のフランスの会場でワインが飲めないはずはない。ビールを諦めてワインに鞍替えすれば、そのほうが楽しめるはずだ。そのためにワインをもっと勉強しておけばより安心だ。

安心理論その3 
日本のドライとフランスで飲むドライの味は同じであるはずがない。
そうだそうに違いない。気候的にもそうであるはずだ。日本のジメジメした夏だからキリッとしたドライがウケているだけで、カラッとして爽やかなフランスの気候では、きっと違った味になっているはずだ。アサヒさんのマーケティングのプロは、流石にそこんところを考えているに違いない。そうだきっとそうだ。

安心理論その4
後2年のうちに、日本のスーパードライもに味を変化させるか、またはIPA系のラインナップを増やすはずだ。このところ日本もIPAブームで、日本の大手ビールメーカーはこぞってクラフト系のビールをラインナップしている。さらにスーパードライのライバルである一番搾りも最近味がすっかり変わって、ホップのきいたさらに素晴らしく美味しいビールになった。アサヒさんのマーケティングのプロは、流石にそこんところを考えているに違いない、そうだきっとそうだ。「スーパードライIPA」や、「プレミアムドライエール」などが開発され発売され、会場でも売られるだろう。そうだきっとそうだ。

安心理論その5 
アサヒさんは過去に五郎丸を使ってつまずいた経験がある。もう忘れられたかもしれないが確かドリームとかいうビールであった。2年は持たなかったはずだ。今回また五郎丸をメインにしているのは不吉でもある。途中で切り替えるBプランを持っているはずである。きっとどこかで方針転換がされるはずだ。アサヒの優秀なマーケッターはそのところはきっと考えているはずだ、きっとそうだ、そうだきっとそうだ、ドライ1本でいくはずはない。

安心理論その6
2年後にコロナは収束しているだろうか?収束していたとしても過去の日常は取り戻せるのだろうか?戻せるというのは幻しに過ぎない。2023年に流石に無観客ということはないとは思えるが、スタジアム内での飲食までは許されないのではないかと考えられる。そうなればビール銘柄の問題はその上位概念の問題によってかき消されてしまう。スタジアム内でビールが飲めるということならば、それだけで満足しなけらばならない

 

 

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