トップリーグ25日2回戦結果

キャノン 対 Nコム

キャノンと、Nコム、田村と前田土芽、共に日本代表候補に選ばれたスタンドオフの対決となりました。キャノンは開幕は連携がうまくかず、出足こそ3連敗と躓きましたが、田村のレベルの高いラグビー(ノールックパスに象徴される自己主張型で目立つパフォーマンスラグビー)が徐々にチームにフィットしてきたように思います。Nコムはレイドローの加入で前評判は高かったけれど、レイドローのスタイル(スコットランドの慎重、冷静で1点差でもしたたかに勝つようなラグビー)は、結局日本ラグビーのスピードあふれるスタイルにはフィットしていないように感じました。前田土芽君もそのように冷静で上品なラグビーなのですが、レイドローとのコンビでは結局そこまでで、その範疇からの脱皮ができないでいるように見えます。

また、Nコム時代に出場機会を得られなかったナキが、キャノンに電撃移籍して古巣とのゲームとなりました。ゲーム終了後、金正茎とナキとの涙を共に隠そうともしない抱擁には、移籍前にいろいろあっただだろうことを想像させ、ホロリとさせられました。田中文ももらい泣きしていました。

ドコモ 対 ホンダ

ドコモのTJは全くレイドローとは逆のスタイルで、闘志を剥き出しにします。これが正しくチーム全体を完全に変革しました。すごい影響力です。コンビを組む川向の力を引出したのはもちろん。チーム10年目のWTB茂野にまで完全にその磁場が行き届いています。そのアグレシップさはまさにTJイズムそのままと言えます
ゲームはホンダの頑張りで後半には僅差に迫ってていましたが、そこでTJは交代。「何で今」と思いましたが、終わってみればそこは既にTJがいなくてもチーム全体がTJ化しているという自信があってのことと納得できました。

パナソニック 近鉄
近鉄はゲニアの怪我での欠場は残念でした。2週続けてとなるとどうしてもケガ人が出てしまうのは致し方ありません。ただし、パナソニックもHOはルーキーの島根君が先発です。
ゲームの方は、前半近鉄の頑張りが見事でしたが、後半はパナソニックが着々と得点を重ねました。最後は福岡堅樹の2トライで花を添えることで終了です。
しかし、近鉄はトップ12に残っても良いような魅力あふれるチームです。

トヨタ戦は録画し損ねています、再放送を見てから、全体総括をかねてそこでアップしたいと思います。

 

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