ウルフパック サンウルブス 結果

ウルフパック ハイランダーズB 46−21
レベルズ サンウルブズ 42−15

金曜にウルフパックはハイランダーズBと練習ゲームを行い勝利しました。先週のハリケーンズB戦よりディフェンスは改善しているようです。堀江の先発復帰は頼もしいです。リーチ主将はまだ出遅れる中、姫野がキャプテンをして引きしめてくれました。松島選手の活躍などもありました。

サンウルブス はレベルズと対戦、先週は首位を走るワラタース に勝利しましたが、ゲニアとクーパーのいるレベルズには勝利はありませんでした。サンウルブス も素晴らしいアタックを見せたり、アクロバティックなパスが繋がったりと見どころたっぷりです。ただし、このゲーム双方に連戦の疲れが出て、特にレベルズにハンドリングのミスやつまらない反則が多かった。サンウルブス もラインアウトは全く自信がなく、PKをもらってもタッチに蹴りださずに、すぐ攻めるなど、ラインアウトをしない戦法にしました。それでもディフェンスでぽっかり穴を開けてしまったり、キックをチャージされたりと失点を重ねてしまいます。

 

今回改めて、サンウルブス というチームが非常にメンバーのキャラが立っていて愛すべき魅力あるチームに思えました。日本代表の強化としての位置付けでだけではもったいない。2年後にスーパーラグビーから除外されるのはしのびないです。ジャパンとは違った「プロのチーム」の魅力があります。

この日もマシレワは2トライと大活躍(先週はハットトリック)。トライ後のパフォーマンス(機関車と鳥の謎のポーズ)も見慣れてきました。開幕当初はジャパンの福岡と比べてしまい、そのあまりにもひどいディフェンスにあきれましたが、これだけトライを奪ってくくれれば、もう最高です。明るくひょうきんなキャラも魅力。秩父宮では人気者になること間違いなし。

もう一方のウイングのファンデンヒーハーも最高なキャラです。こちらは真面目そうで大柄で体も強く、甘いタックルは跳ねとばし、とにかく少しでも前に走ろうとします。現在ランメーターは622mとスーパーラグビー全選手の中で一位です。(ちなみに2位はイスラエルフォラウの506m)。超ロングキックにはどこのグランドでも驚きの声が上がります。ヤマハでデビュー当時は五郎丸の代選手の役として15番でだったので人気はいまいちでしたが、その後の大活躍で今は大スターです。

ヘイデンパーカーのキックの精度は掛け値無しで世界で一番です。残念ながらこのゲームで初めてキックを外してしまい、スーパーラグビーでの連続キック成功の記録が途絶えてしましました。しかし、現在活躍する全世界のキッカーの中ではダントツの成功率です。アイルランドのセクストン、スコットランドのレイドローよりもはるかに上を行っています。過去の名選手、例えばイングランドのジョニーウィルキンソン、NZのダンカーターですら、現在のヘイデンパーカーほどではありませんでした。今回難しいキックを一本だけ外してしまいましたが、先シーズンのトップリーグでも18本中18本成功で、まだ日本での連続成功記録は続いています。

さらに愛されキャラには、この日先発のトモさん(トンプソン選手)もいます。2015年W杯で一度代表を退きながらも、37歳で再度本気でジャパンを目指しています。流暢な関西弁を話します。

ジャパンを目指す選手といえば、当落戦上の立川選手、山本選手、山沢選手のパフォーマンスの出来からは目が離せません。

3番には「今週のBAMBA君」で既に紹介した、山下選手、具選手、浅原選手もいます。3人とも素敵な愛されキャラの面々です。(具選手の怪我は心配)

FW2列3列では必ず前に運ぶ、ヘルウヴェ、おなじみツイ選手、ボスアヤコといずれも絶好調。これにドレッドヘアーのダンプライヤーも参列します。

キャプテンのリトルも群馬の小学校で育ったという愛すべきキャラを持っていますが、現在怪我で戦列を離れていて残念。

これで、サンウルブス は来週はお休みで、やっと日本に帰ってきます。

19日の秩父宮のサンウルズ対ハリケーンズ戦、20日は千葉でのウルフパック対ハリケーンズB戦、どちらも見逃せません。

ジャパンの強化の視点から言えば、ウルフパックとサンウルブズの若干のメンバー入れ替えもあるかもしれませんが、ファン心理としては、現在のキャラの立ったメンバー揃いのサンウルブス を秩父宮で見たい気持ちもあります。

 

 

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