2018 今年のラグビー界10大ニューズ

大晦日です。年も押し詰まりました。

今年のラグビー界の話題を私の独断で勝手に選んでいます。今年は平成最後の年、ワールドカップ準備の最後の年として、節目の年となり、思い返せば色々なことがありました。

1位 ダン様効果

神戸日本選手権優勝に導き、トップリーグMVP、ベストキッカー賞受賞。しかし、フィールドでのプレーはダン様効果のほんの一部。存在そのものがアダムアシュリークーパー、エリスなどチーム内のいわゆるガイジン選手に火をつけ、移籍した日和佐、有田にも火をつけ、ライバルのサントリーのギタウやヤマハのクワッガスミスにも火をつけ、トップリーグ全体の価値を押し上げた。さらに、ボーデンバリットなどの来季以降の去就にも影響。

2位 オールブラックス来日

10月末に来日し、横浜でブレディスローカップと、味スタでジャパンと、テストマッチの2戦を行った。ゲーム内容やメンバー構成はともかく、客足も好調で、日本でのオールブラックスのブランド力の高さを再認識。

3位 ジャパン、トゥイッケナムで善戦

6月にはイタリアに1勝1敗、ジョージアに快勝したジャパンだが、11月のテストマッチでは、世界選抜に惜敗、オールブラックスには完敗だがアタック力に成長を見せた。欧州遠征では満員のツイッケナムでエディさんのイングランドとテストマッチが行われたことだけでも歴史的にすごいこと。イングランドは若手を先発に使ったが、ジャパンは得点を重ねる。エディさんは、後になってからジャパンの成長を認め、イングランドの若手ではもはや通用しないほどになったことを明かした。

 

4位 釜石、熊谷、花園 スタジアム完成

来年のW杯に向けて、釜石の新しいスタジアム完成、花園はおしゃれな外観のスタジアムに生まれ変わり、熊谷のスタンドは非常に見やすい角度で素晴らしい。来年は前しょう戦として、ジャパン強化のゲームで、釜石でフィジー戦、花園でアメリカ戦。そして9月6日には熊谷で南ア戦が決定。

 

5位 オールブラックス黄色信号、アイルランド躍進

鉄壁と見られたオールブラックスだが、チャンピオンシップでもたつきを見せ、自国で南アに敗戦。11月のテストマッチでもイングランドにやっと勝利、アイルランドには完敗とW杯に向けて黄色信号。
一方のアイルランドは、6ネイションでは全勝優勝、6月テストでも好調。11月には米国ソルジャースタジアムでも、ダブリンでも、誰が出ても、相手がどこだろうが、たとえオールブラックスであっても「手堅く勝つ」というスタイルが確立している。

6位 ワールドカップ準備着々と

4位との関連ですが、別にします。チケットの抽選販売で申し込みが好調になり、各チームのキャンプ地も決定、ボランティアにも申し込み者が殺到。最終予選でカナダが20番目の出場国として決定など。1年前イベントも各地で開催された。

 

7位 学生ラグビーも時代は巡る 

早稲田ラグビー部が100周年を迎え、対抗戦でも学生らしくスリリングがゲームを見せている。藤島大さんの小説「北風」や100周年の書籍も発売された。早稲田実業が久我山を破って82年花園へ出場。30年ほど前の学生ラグビー全盛期のスター選手の2世たちも各チームで大活躍。明治も帝京に勝利、大東、天理も実力をつけ、時代は再び周り始めている。

8位 アマナキ選手問題

レベルズに在籍、スーパーラグビーで大活躍していた同選手は、7月に遠征先のニュージランドで暴力事件を起こし、司法当局に一時拘束。帰国後も謹慎を続けていたが、Nコムでは秋が深まったころになってから競技に復帰し活躍した。ジョセフや薫田氏はジャパンへの復帰の可能性について、外壕を埋める発言をし始めている。ジャパンへの復帰はあるのか非常に気になる。

今年の日本スポーツ界には日大アメフト問題を筆頭に、ボクシング、相撲、レスリング、体操など様々な競技団体で問題が発生発覚した年であった。

9位 パナソニック失速

トップリーグでいつも優勝候補常連であったパナソニックが後半失速した。

ベリック・バーンズの怪我は、山沢選手が完全に穴をうめ、神がかりなプレーを連発し存在をアピール。しかしその山沢選手も怪我で欠くと、SO の層が薄いことが表面化。松田力也はジャパンではジョセフの期待は高いが、残念ながらジャパンのロシア戦もそれ以降のパナでも精彩を欠いて結果を残せなかった。最後のニッパツでの涙は非常に印象的。

関連ではライバルであった東芝も親会社の経営問題から存続危機のニュースが流れるなどした。

 

10位 アジア大会サクラセブンス優勝

これはどうしても10位以内に入れるべき快挙。女子のラグビーが世界大会で初めての金メダル受賞。アジア大会は他の競技でのメダルラッシュでラグビーの話題が少なかったのは残念。男子は惜しくもアジア大会では金を逃したが、2020年東京に向けてさらに強化されることを期待

番外編

番外その1、ウィルチェアラグビージャパンついに世界制覇

番外その2、浅原選手車の下敷きにも怪我ひとつなく

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