スコットランド ちょこっと一周(アラウンド) 第八回アレクサクレイグ島

2019W杯で日本の同組となるライバル、スコットランド。日本が勝つためには相手の事を知り尽くしておかねばなりません。このコーナーでは、スコットランドの中を巡りながら、知っているようでしらないスコットランドをより身近に感じられるためのトリビアをちょこっとづつ紹介します。

このところ、話がジャコバイト関連ばっかりになってしまったので話題をまたスポーツよりに戻しましょう

スコットランド発祥のスポーツ カーリング

スコットランド発祥のスポーツと言えば、最近人気のカーリングもその一つです。氷上のチェスとも呼ばれています。動きがゆっくりなのでスポーツではないという方もいますが、立派なスポーツですし、運動量も実は多いのです。

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スコットランド発祥ということで、オリンピックなど国際大会では、キルト姿のバグパイプの楽隊がきて、お馴染みの「スコットランドブレイブ」を演奏することが恒例です。

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カーリングの石

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このカーリングの石、非常に特殊な素材でできています。
その材料は、ここアイルサクレイグ島でしか取れません。

それはブルーホン花崗岩を含む特別な花崗岩なのです。リーベック閃石という特殊な鉱石を含んでいます。カーリングとはカールするという意味ですが、選手の微妙なテクニックで非常にカールしやすくなっています

アイルサクレイグ島は今は無人島です。変な形をした島です。

 

 

 

 

渡り鳥の保護区になっています。
今では採掘は制限されおり、採掘の際、発破の使用は禁止。採掘も20年に一回と決められています。前回の採掘が2002年でしたので、次回は2022年まで採掘はされません。ということは2022年の冬季五輪北京大会には間に合いません。

ですから、現在は以前採掘した石のストックから作られていますが、貴重な素材だけに、ストーン1個10万円以上します。このカーリングストーンですが、今はセンサーも内臓されていて、LEDのインジケーター付のハイテク製品です。
投げる時にホグラインをオーバーしていないかどうかをセンシングしています。

また、この石はエジンバラのロイヤルマルにあるセントジャイルス大聖堂のあざみの鐘の床にも使用されています。

 

 

 

 

 

 

対岸のガーヴァン蒸留所

この島の対岸のガーヴァンという街には、スペイサイドで1887年創業以来こだわりのファミリー経営を続けているグランド一家の巨大なグレーン工場「ガーヴァン蒸留所」があります。この敷地内に2007年から稼働のモルト蒸留所はアイルサクレイグ島から名前をもらって「アイルサベイ蒸留所」と呼ばれています。その昔には、敷地内で蒸留の「レディバーン」という幻のモルトもありました。

グラント一家のシングルモルトは三角形のボトル、「グレンフェデリック」です。ブレンデッドはやはり三角形のボトル、「グランツファミリーリザーブ」です。(双方ともコスパ良いです。)

 

スポーツマンシップの競技

英国発祥のスポーツは監督が指示しないで、全てキャプテンが意思決定を行いますが、このカーリングも例外ではありません。選手の相談で最終的にはスキッパーが決めます。ただし時間が決められたタイムがあって前後半1回だけコーチへの相談は可能です。これも相談であって指示ではなく決めるのはスキッパーです。

また、カーリングには審判がいません。自己判断、相談で決めます。選手で判定できないような微妙な位置関係の場合、メジャーを持ってきて測る人はいますが、これは単なる補助員です。
(ただしホグラインを超えてしまったかどうかは前記のようにセンサーがついています)

もうひとつが「マイッタ」があることです。マイッタとは言わずに「コンシード」と言いますが、マイッタと思ったら、負けを素直に認めて握手を求めて相手の勝利を讃えます。

日本では、よく体育で「最後まで諦めるな」と教えられますが、マイッタをするのも潔くて、スポーツマンシップに適っていると思います。日本でも柔道や剣道、囲碁、将棋などにはマイッタがありますね。

「そだねー」

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