グラバーキック grubber-kick 名詞 (戦)
(同意語:グラウンダー、ゴロパン)
インプレー中に蹴られるゴロのパントキックの事。
ディフェンスの裏側のスペースに蹴り込み、足の速いウィングや自らが走り込んで再確保してさらに前進し、トライに結びつける。ラグビーボールは楕円形をしているので不規則に弾むので、再確保は難しいはずである。これはディフェンダーも同じでディフェンスする方も難しい。しかし、熟練のラグビープレーヤーは、ボールに縦の回転をかけることで、ボールがどう転がり、いつ跳ねるかを予測できるコントロールされたキックを蹴ることができる。また逆に、あえて不規則な方向に弾むキックを蹴る事もできる。
現在のジャパンでは、スタンドオフの田村と左ウイングの福岡とのコンビがホットラインと言える。昨日4月27日のウエスタンフォース戦では、スタンドオフの2番手と目される松田力也は、田村と同じように福岡のトライに結びつくグラバーキックを成功させ、及第点の評価を得た。
なお、グラバーキックのグラバーのスペルはgrubberであり、幕末から明治新政府で活躍した、スコットランド武器商人のグラバー(Thomas Glover)とは無関係である。
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