contest

コンテスト contest 名詞 一般動詞 (ル、戦)

(反対語 ノーコンテスト)

一般には競り合いのことである。
ラグビーではスクラムやラインアウト、ブレークダウン、キックオフやハイパントの空中戦などでボールを取り合うことを指す。

(以下は ノーコンテストスクラムについて記す)
スクラムでは第一列目は頭から地面に落ちるなど危険なことから、充分にトレーニングを積んだ選手でないと組んではいけない。もし怪我などでリザーブも含め第一列目の選手が3名出場できない場合は、レフリーは、ノーコンテストのスクラムを命ずる。 ノーコンテストスクラムは押し合ってはいけないので、ボール投入側が必ずボールを確保し攻撃できる。

2015年予選プールDのジョージア、ナミビア戦は、ジョージアがお得意のスクラムで圧倒的にナミビアのスクラムを粉砕。ナミビアの第一列目は相次ぐコラプシングの反則を犯し、シンビンや怪我で次々に退場、ついに第一列の人数が足りなくなってしまい、スクラムは前半途中で早々とノーコンテストとなる。圧倒的有利を誇ったジョージはここで自らの武器を取り上げられてしまったことになった。ナミビアはここから息を吹き返した。結果は17−16でジョージアがかろうじて勝利をものにしたが、スクラムが強すぎるのも問題である。

それに先立つ同年8月31日キャノンは町田陸上競技場に南アからブルーブルズを迎えてゲームを行なった。日本で初めて南アのチームの来日とあって、臨時バスも間に合わないほどの観客が集まったが、このゲームもキャノンのフッカーが相次いて負傷退場となったので、途中から ノーコンテストスクラムのゲームとなった。結果はキャノンの大敗であったが、スクラムがコンテストであったら結果はどうであったか。

今年のサンウルブス の最終戦のジャガーズ戦もサンウルブス の二人のフッカーが相次いで怪我をしたため、スクラムが組めなくなり、 ノーコンテストとなった。ノーコンテストのスクラムの場合、意図的にこの状態にすることを避けるため、一人減らして14名で戦わねばならないルールとなっているのでゲームの勝敗の興味は時間を残して崩壊した。

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