大学選手権 準々決勝 26日秩父宮

秩父宮

早稲田ー明治

予想通りの接戦となった。
結果は、勝負どころでミスの出た早稲田が勝てなかったというゲームであったが、12月初旬の早明戦と比べても内容は今回のほうが数段上であったと思う。

早稲田はキャプテン長田の復帰でバックスの攻撃にスピードとリズムが戻った。何度もゲインを切っている。そして、その上この期間に早稲田は知的な明治対策を施してきた。課題のスクラムに関しても、副将の小林を3番に戻して、1番には小沼を先発させるなど対策を工面した。結果は明治に後半途中までうまく組ませないようにできたし、マイボールも押されながらもある程度確保できた。ラインアウトも改善。モールに対しても徹底してエアモールで対抗してリズムを崩した。
ただ残念なのが、当初に書いた攻撃時の勝負どころでのミスであり、前回の早稲田はそれがほとんどなかったが、今回はそれを連発してしまったというところになった。(前半のPGミス、後半のPKがタッチインゴールを割ミス、アドバンオーバー後のノックオンなどなど)
明治はまだバックスで大外で勝負しようとする意図があるようだが、シンプルに縦の攻撃を続けていくようにすればまだまだ得点力があがるようである。

(それにしてもレフリーのスクラムの裁きは大変そうでした。うまく組ませたい、反則にしたくないという意図が、PKかFKかわからないような45度の腕のあげ方に現れていうように思えました)

帝京 同志社

戦前からある程度の力の差があるとの予測はあったが、結果はそれ以上であった。風上でキックオフの帝京が、ハーフフェイでPKをもらうとが絶妙のキックで相手陣5mラインでのラインアウトを確保して、簡単にトライをあげる。この同じまるでVTRを見るように3回連続してしまって13分ですでに19−0とリードして一気に決めてしまった。
この日の帝京は、キャプテンはまだ怪我で欠場、不動のロックルーキー本橋も欠場、代わりに同じくルーキー青木がロックに入るという布陣であった。この日最大に輝いていたのではFBとして先発した谷中樹平(きっぺい)選手。ボールを持った瞬間に加速をしてディフェンスラインを切り裂いていく。(その姿は明治の同じ名前(字は違うが)の選手のようであった)。しかも本来のSH位置やSOの位置でもプレーしており、完全なマルチプレーヤーぶりを発揮した。
前半途中で40−0となった段階で、100点ゲームになる不安がよぎった。しかし、さすがの帝京も後半メンバー交代が重なると、スキもできて同志社の反撃を受けて都合4トライを献上してしまった。しかし、それでも得点を重ね結果は12トライ76得点と圧勝した。

結果的に選手層の厚さも披露した帝京であるが、1月2日、決勝と先発メンバーに悩む余裕の悩みができたようである。

それにしても極寒のスタンドは体にきついです。しかも風が強い日はなおさらです。これまではウイスキーのお湯割りが少しは暖の助けになったのですが、アルコールの持ち込み禁止ということにも私の体がなれていません。第二ゲームでは、バックスタンドも日陰になってしまいます。この日は大差になってしまったことも寒さを増大させてしまいました。

 

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