トップリーグ第5節を終えて

トップリーグは第5節を終えました。
上位と下位の差がはっきりしてき一方、上位同士、下位同士のゲームは伯仲する戦いでこちらはこちらで面白くなっています。

上位チームは絞られてきました。

レッドカンファレンスは、サントリー、クボタ、トヨタ。ホワイトカンファレンスは、神戸とパナソニックです。
サントリーはトヨタをボーデンバレットのサヨナラPGで接戦を制し全勝を守っています。クボタも全勝を守りました。
来週はクボタとサントリーの全勝対決があります。
そして再来週にクボタとトヨタが当たります。

クボタは、まるで南アフリカのチームの様になりました。なんと言っても本気を出しているマルコムマークスの影響が一番ですが、ロックのルアンボタ、ラブスカフニ、ファンデンヒーハー、監督のルヂュルケさんも南アフリカ出身です。オレンジの応援グッズを配るファンサービスも好感が持てます。

サントリーは、当然のごとくにバレットがキックにパスに自在に周りのプレーヤーを引き立てる役を演じており、テビタリーがすでに9トライとトライを量産しています。中野や斉藤も新人らしからぬプレーぶりを見せています。さらに73キャップのケレビを控えにするなど豪華なメンバー構成でまだまだ余裕を見せています。

トヨタはフーパー、キアランリードの2大スーパースターのプレーだけでも見る価値はあります。こんな贅沢な競演は日本でしか見られません。ライアンアウトの獲得率の高さも強みになっています。

ホワイトカンファレンスは、神戸とパナが余裕で全勝を守り、来週にこの両チームの全勝対決があります。

パナソニックは相当強いです。内田ー松田でゲームを作り、小山ー山沢でさらにスピードを上げて引き離すという勝利の方程式がはまっています。医学生になった福岡もトップリーグ最終節まで現役を続けるという発表がありました。

対する神戸は、スクラムのヤマハをそのスクラムで崩すなど、相手の強みを出させない戦いぶりです。

その他のチームを見てみると、レイドロー加入で期待されたNコムは、トヨタに敗れ、三菱と引き分けるなどつまづきがあります。期待のレイドローですが、トップリーグのスピードラグビーにはてこずっている感があります。

一方ペネナラ加入のドコモは順調な滑り出しでした。TJは八面六臂の大活躍ですパナには敗れましたが、日野を僅差で退け、いよいよ、ヤマハと神戸戦を残すだけとなりました。。周りに元気をもたらす存在です。さらにスピードスターマピンピもいよいよベールを脱ぎました。期待が高まります

苦しんでいるのは、東芝、NEC、キャノンです。
東芝は初戦のトヨタ戦を僅差で敗れた後、三菱に勝った1勝だけで、あとはすべてて大量失点での敗戦です。負けぶりがよくありません。リーチマイケルの奮闘も及びません。

田村ー田中の日本代表ハーフ陣が売りだったキャノンも、ヤマハからは勝利を上げましたが、神戸、パナには全く歯が立たない敗戦となってしまいました。こちらも負けっぷりがよくありません。

NECやホンダ、サニックス、日野は、勝ち星に苦しんでいます。この後ノックダウン方針のセカンドステージでの巻き直しを期待したいと思います。

来年から始まる新リーグ構想では12チームに絞られることになっており、成績次第でそこに残れるかどうかの争いにも関わってきます。しかし、日野やサニックス、三菱など地域と一体になった活動には好感が持てます。こういうチームが是非来年の新リーグに残って欲しいと思います。

 

 

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