スーパーラグビー アオテアロア観戦メモから

第二節のチーフスVS ハイランダーズをWOW WOWで観戦しました
このゲームで気がついたトピックを忘れずにメモしておきます。
この記事は私の個人的メモ帳です。

1、ワイイカトはハミルトンのFMGスタジアムが改装されて新しくなっている。特にバックスタンドのオレンジ色の観客席は目にも鮮やか。しかし、NZもコロナ禍で緊急事態宣言は前日に解除されたばかりで、この日も700人に限って観客を入れるという対策が取られて、観客席は閑散。応援の定番のカウベルの音もバーチャルでオーバーダビングされての放送。

チーフスのスポンサーであるハミルトンの電気メーカーのGallagherはそれほど儲かっているのだろうか

2、チーフスのスタンドオフは今季からヘッドコーチとなったガットランドの息子、この前まではハイランダーズに所属していたが、父ガットランドがウェールズのヘッドコーチから古巣のチーフフスのヘッドコーチに就任したことで、ハイランダーズから移籍した。ただし、この日はプレーのキレや精度などはあまりパッとしなかった。父のガットランドはコロナ禍もあってまだ欧州に滞在したまま。実はアイリッシュブリティッシュライオンズのヘッドコーチはまだ続けており、現在はこの初夏に迫った遠征のための人選をしている最中とか。

3、ハイランダーズのジャージは初めてお披露目のセカンドジャージでグレーとエメラルドグリーンのプチおしゃれ感覚でなかなかかっこいいものだった。しかしなぜかヘッドコーチのトニーブラウン達首脳陣は、黒と黄色というまるっきりなワイカトカラーでどちらのコーチか判らず、なんとも紛らわしかった。
スポンサーであるダニーデンのビール会社のスパイツの関係かもしれない。

4、この日のS Hの先発は、アーロンスミスでなくファラウファカタバ。奇抜なヘアースタイルに違わず大活躍。このヘアースタイルは自らデザインとカットをして仕上げているとのこと。途中出場のアーロンスミスも理髪師の免許を持っている(田中史朗の丸坊主の頭の散髪の担当でした)のは何かの縁なのか。

5、さらにファカタバ以上の大活躍は11番のジョナ=ナリキ。この日なんと3トライのハットトリック。スピードや躍動感、機転の利かせ方などすでにオールブラックス級であった。今後にオールブラックスに呼ばれなければ、アイランダーの代表になるかもしれない。(彼はスター性も抜群なので、今後はナリキになりきる人も出てきるのではないかと)

6、南半球のラグビーはこの大会からいくつかのルール変更をしているが、そのうちの一つキャプテンによるTMOの要求(いわゆるチャレンジ制度)の場面を初めて観た。76分に共同キャプテンのアーロンスミスがチーフスのトライの前のプレーに関して危険なプレーのTMOを要求してこれをレフリーが受け入れ、TMOの結果トライの取り消し、ハイランダーズのペナルティキックで再開になった。

これ以外にもゴールデンポイント制(同点の場合の延長戦、先に得点をあげた方が勝利=いわゆるサドンデス方式)やレッドカードの時に20分後から控え選手の投入を認めるなどのルール変更も試験的に導入されている。

これらが、今後ワールドラグビーで世界標準になるかどうかはわからないが、毎年変わるルール変更はラグビーも変えるが、関係者やファンも目を離すと継いていけなくなる。

7、前節はバイウイークで今季は初登場のチーフスはこの日も勝てなかった。前回大会が全敗で、これで10連敗という不名誉な記録になった。

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