フランスワインのお勉強 第十三回 ブルゴーニュ(その1、全体像)

ワイン音痴の私は、ラフビーW杯フランス大会までにワイン(特にフランスワイン)の知識を得ようと思い立ちました。しかし、普段ビールやウイスキーのみで、ワインを飲まない習慣の私には、実際一向に知識は増えません。少しずつ勉強の成果を綴っていきたいと思います。(ワイン通の方には当たり前のことなのでしょうけれども)

ブルゴーニュ概要

ブルゴーニュのワインといえば、ロマネコンティなど高価で貴重品のイメージで狭い面積の畑のイメージが強いですが、北はシャブリから、南はボージョレまで300Kmの間に広がっています。
中心地はディションの街であり、ソーヌ川に沿って栽培されています。南のボージョレーはもうリョンの近くです。ソーヌ側はリオン市内でローヌ川と合流し地中海にそぞぎます。

リヨンはフランス第二の都市で人口52万人、2023W杯でも多分準決勝が行われると予想されます。2007年のW杯では、2プラトン体制のカーワンジャパンがオーストラリアに大敗した地です。

気候は内陸性気候であり、冷涼で昼夜の寒暖差が大きくこれが、シャルドネとピノ・ノワールの栽培に適してます。

そしてちょっと離れたところに高級辛口白ワインのシャブリがあります、シャブリの地域はもうロワール川の流域やシャンバーニュ地方と近くなります。

 

ブルゴーニュのワインの歴史は古く4世紀ごろには修道士の中で始められたと言われます。
フランス革命時に中断した後に、畑は細く分断され多くの所有者が生まれました。畑のちょっとした違いや製造者の努力の違いがワインの質の違いを決めるので、小さい畑やワイナリーがたくさんあります。ボルドーが巨大資本での大量生産に対して、手作り感があり生産者の顔の見えるところが、全く正反対の文化になります。ボルドーはブレンドで作られますが、ブルゴーニュのワインはブレンドはしません。そのため、ビンテージも重要になります。華やかなボルドーに対して地味で真面目なブルゴーニュといったイメージです。

ブルゴーニュ格付け

格付けもシャトー毎でなく、細かく畑の区画毎に付けられています。

レジョナルは地方名AOC、コミュナルは村名AOC、プルミエクリュは村名+畑名AOC、グランクリュは特級畑とされる畑名のみのAOCになります。
グランクリュは全体の1%しかありません。

7つの地域

 

シャブリ:シャルドネの辛口の白ワインの代名詞になっています。キリメリジャンという石灰質の地質で、火打ち石の香りが特徴。ブルゴーニュの中心から一つだけポツンと離れたところに位置します。

コート・ド・ニュイからコートドボーヌの一帯は、コートドール(黄金の畑)と言われ、高級なワインのAOCが集まっています。

コート・ド・ニュイ:最高級でブルゴーニュの象徴、ロマネコンテイはヴォーヌロマネ村にあります。

コートドボーヌ:辛口の白ワインでが有名です。「コルトンの丘」があります。そうです「コルトンシャルルマーニュ」です。

コートシャネローズ:メルキュレーの赤などコストパフォーマンスに優れています、

マコネ:マコンという白ワインが有名です

ボージョレー:日本でも有名なボージョレーヌーボー。実は世界中で最も多くボージョレーを消費しているのが日本です。この地域はリヨンの近くになります。

luctheo / Pixabay

 

 

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