プールBは、誰が予測しても南アとNZの2つが抜けるということに答えが帰ってくるのは間違いがない。
しかもどちらが1位通過になるかは、開幕2日目、21日の横浜で決まってしまう。
ただし、このゲーム南アとNZとどちらが勝つかはわからない。結果がどうなろうともこの2チームは再度決勝戦で対戦するものと私は予想する。さらに今回のW杯では、9月21日に負けた方のチームが決勝戦で優勝すると予想する。これまでのW杯ではプール戦で一回でも負けたチームが優勝したことはないので、ジンクスを始めて破ることになる。
となると興味は、イタリア、ナミビア、カナダの3位争いとなる。3位になれば2023年のW杯の出場権がもらえるからである。これについては一般的にはイタリアが一歩リードとは考えられる。一方過去のW杯では常にジャパンのライバルであったカナダは最近力を落としているが、最終のアメリカ戦ではいいパフォーマンスをしたので期待できる。5大会連続出場のナミビアのラグビーも躍進中で、W杯での悲願の1勝、もしくは2勝が可能かもしれない。
この3カ国の直接対決の予定はこうなっている。イタリアだけがナミビア戦の後中3日でカナダ戦となっている。
9月22日 花園 イタリア ナミビア戦
9月26日 博多 イタリア カナダ戦
10月13日 釜石 ナミビア カナダ戦
いずれも興味ある応援しがいのあるゲームであり、またどこも非常に観戦しやすい素晴らしいスタジアムで実施される。
特に10月13日の釜石で、すでに南ア、NZとの対戦を終えたナミビアとカナダが、序盤のイタリアとの対戦からどのように成長しているかを見るのは、非常に楽しみである。特にナミビアはこれまでティア1とのテストマッチの経験が非常にすくない(前回は15年のアルゼンチン戦)ので、チームとして様々なプライスレスな経験値が上がるはずである。そして悲願の一勝をかけた戦いになるのではないかと思われる。観戦する側もプライスレスな感動を得られると思われる。