バーンズナイト

1月25日バーンズナイト

1月25日は、スコットランドでは「バーンズナイト」の日です。

18世紀のスコットランドの国民的詩人 ロバートバーンズの誕生日を祝うイベントがいたるところで行われます

1759年1月25日生まれですから、今年は記念すべき生誕260周年です(私よりちょうど200歳先輩になります)

各地で盛大に開催されるでしょう。

メインイベントでは、スコットランドのソウルフードである「ハギズ」にスコッチをふりかけ、ナイフを入れます。

 

詩の朗読

詩の朗読会も行われます

参加者は順番に前に出て、マイクの前で好きな詩の一節を朗読します
別にロバートバーンズの詩でなくても構いません
自作の詩であっても構いません

 

Auld Lang Syneの合唱

そして全員で「Auld Lang Syne」を歌います

日本では「蛍の光」として有名な曲です
日本ではパチンコ店の閉店や卒業式に唄われますが
元歌は 旧友が久々に顔を合わせて昔を懐かしむという内容の曲です。

Should auld acquaintance be forgot,
and never brought to mind
Should auld acquaintance be forgot,
and days of auld lang syne

For auld lang syne, my dear,
for auld lang syne,
we’ll tak a cup o’ kindness yet,
for auld lang syne.

And surely ye’ll be your pint-stoup
And surely I’ll be mine
And we’ll tak a cup o’ kindness yet,
for auld lang syne.
もっとも有名なスコットランド民謡と言っていいでしょう

日本では別れの歌になっいて大晦日紅白歌合戦の最後でも歌われます
米国や英国では、カウントダダウンが終わって、新年を迎えた時に歌われます
まったく逆ということも興味深いです。

 

バーンズの詩

ロバートバーンズは、ファンタジーな詩、コミカルな詩、熱愛の詩、政治的な詩など、愛されるべき、様々な詩を数多く残しています。

熱愛の歌では Red Red ROSE

A Red Red Rose  Robert Burns

O my Luve’s like a red, red rose
That’s newly sprung in June
O my Luve’s like the melodie
That’s sweetly played in tune

As fair art thou, my bonnie lass,
So deep in luve am I
And I will luve thee still, my dear
Till a’ the seas gang dry

Till a’ the seas gang dry, my dear
And the rocks melt wi’ the sun;

I will luve thee still, my dear,
While the sands o’ life shall run.

バーンズと言う人は、恋多き人物(平たく言えばチャラ男)だったようで
このような熱いラブソンも多くあります。

政治的な詩では
自由とウイスキーはともに手を取り合って進むが有名です。

jackmac34 / Pixabay

Freedom and Whisky gang thegether,

Tak off your dram!

自由とウイスキーは共に進む、杯を上げよ!

イングランドによるウイスキーへの税率引き上げに反対する、いわばプロテストソングです。

この詩は、TVドラマ「アウトランダー」でも主人公の2人が200年の時を超えて再び巡り会うキッカケになったプロットとして使われています。

 

 

ハギスとハギスに捧げる歌

最後に この日には絶対に欠かせない、スコットランドの国民的ソウルフード「ハギス」を紹介します。

ちょっとグロテクスです。
好き嫌いもあるかと思います、よくジョークのネタにされたりなんかします。

私はなかなかのものだと思います。

羊の胃袋の中に羊の内臓のミンチに香辛料を入れボイルしたものです。スコッチによく合います。

バーンズのハギスに捧げる歌が歌われます

Address To A Haggis

Fair fa’ your honest, sonsie face,
Great chieftain o’ the puddin-race!
Aboon them a’ ye tak your place,
Painch, tripe, or thairm:
Weel are ye wordy o’ a grace
As lang’s my arm.

正直なソーセージの顔のハギスを
偉大な王様として上座に鎮座させ
感謝を捧げます

(正直な顔とはまあ見た目がよろしくはないというかとったところでしょうか)

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