5トライ29点、6トライ38点

5トライ29点、6トライ38点

準々決勝29点5トライ、準決勝38点6トライで決勝進出。

この数字は決勝進出を果たした桐蔭学園が相手から得点ではありません。
桐蔭学園が失った得点とトライ数です。

3日の準々決勝は相手の天理に5トライ29点を取られながら、同じ5トライながら44点をあげて準決勝進出

本日の準決勝では、東福岡に6トライ38点取られても、同じ6トライで46点をとって決勝進出です。

正月早々非常に景気の良いトライラッシュ、しかも追いつ追われつの接戦と見ている方にはたまらない。

知恵のアタック

桐蔭学園は大会前から優勝候補でした、ですから、対戦校はアタックの対策を考えます。5トライ、6トライという数字はその作戦が上手くいったことを表しています。天理も東福岡もその作戦を実践し、作戦通りの得点をあげているのです。

桐蔭学園はディフェンスが悪いので得点されているのではありません。両チームとも、ディフェンスを破る知恵や仕掛けがアタックの一つ一つに凝縮しています。陣形の少しの乱れを見逃さない判断や2年生ながら才能溢れるプレーヤーの使いかたなど、多彩な攻め。天理はラインスピードのテンポと角度を変えたコンビネーションで揺さぶり、東福岡は外と内の攻めどころで揺さぶり、さらには伝家の宝刀「リーモール」をここぞという場面で使って、トライを量産して見せます。

それでも桐蔭学園を得点で最後に上回ることはできなかった。桐蔭学園も驚異的なアタック力です。選手の使い方も大人です。

本日のもう一つの試合、大阪桐蔭に臨んだ流通大学柏もスペシャルな対策を考えていました。徹底したキック戦で、ボール相手陣に蹴り込み、桐蔭学園のアタックの時間と地域を奪ってしまう作戦です。これも前半はある程度うまくいき、前半終了直前までは14−12と接戦にします。

冷静なPG選択

結果的にスコア的にはキックによる得点の差だけになっています。

つくづくキックの得点が重要であることがわかります。
近頃のラグビーはゴール前でPGをもらうと、タッチに出してモールからトライを狙うか戦法を選択する場合が多いのですが。取れるときに確実にPGを決め得点差をつけておくことがいかに勝敗を左右することになるかも勉強になります。

ピッチにでいるキャプテンが冷戦な判断もできる、よくラグビーを知っているなと感心します。

1月7日決勝戦

 

1月7日が高校ラグビーの決勝戦です。

大阪桐蔭と桐蔭学園の東西対決です

レベルの高い戦いになるはずです

社会人にとっては4日から仕事始めだった人も多かったと思います。4日がまだ休みだった人もさずがに7日月曜から仕事始めでしょう。生で観戦することはなかなかできません。なんとかならないものでしょうか

 

 

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