ノーサイド No side 名詞 (文)
1)ラグビーでは試合終了のことをノーサイドという。試合終了の笛が鳴った途端に、敵も味方もなくなる(=サイドがなくなる)ということからノーサイドと呼ばれることになった。紳士的なスポーツであるラグビー特有の文化である。しかし、このノーサイドだが、世界中でラグビーの試合終了のことをノーサイドという国は今は日本だけである。イングランドでは70年代初期まではノーサイドが使われてはいたが、今は世界中ではフルタイムというのが一般的となった。
この素晴らしい言葉であるノーサイドが。今、日本だけしか使われていない特有の文化であることを知らない日本のラグビー関係者は、非常に多い。
2)松任谷由実の楽曲「ノーサイド」。収録のアルバムのタイトル「NO SIDE」)。
1984年発表。この楽曲のモデルとなったのは1984年1月の花園での天理と大分舞鶴との決勝戦である。キンモクセイなどこの曲をカバーする歌手は多い。
イントロが1981年のクリストファークロスの「ニューヨークシティセレナーデ」に似ている。
2013年12月、旧国立競技場最後の早明戦の試合終了後のセレモニーで、松任谷由実本人によって披露された。
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