ドロップゴール Drop goal 名詞 (戦)
(関連 ドロップキック)
ドロップキックは地面にバウンドさせてそのボールをけるスキルである(プロレスの技とは違って、蹴るのはボール、しかも両足でではない)。
ドロップキックでゴールを狙いゴールポストに入ればドロップゴールとして3点が与えられる。
フィールドのどこからでも、いつでも、誰でも、狙う事ができる(ただし、キックオフやドロップアウトの場合はNG)。プレーの最中はディフェンダーもいて、プレッシャーもかかる中、さらに時間もない中に決めるのは非常に高度なスキルを要する。僅差のゲームなどでなかなかトライが難しい時に得点の手段として用いられるが、外してしまうと相手にボールを奪われることになるので実行の決断は難しい。
ラグビーの黎明期はトライは0点でありトライはゴールを狙えるための権利でしかなかった。ゴールして初めて1点である。しかし、その時でもドロップゴールはいつでも狙えた。今も残っているドロップゴールこそ、200年のラグビーのルール変更の歴史を生き抜き、ラグビーの初期の興奮を今にまで伝える奇跡のプレーであると言える。
これまでのW杯決勝での有名なドロップゴールは下記
ストランスキー(南ア) 1995年 延長戦でのゴール
ジョニーウイルキンソン(イングランド) 2003年決勝のゴール
ダンカーター(NZ) 20015年 決勝のゴール(利き足でない方で蹴っている)
決勝ではないが、99年W杯では南アのヤニーデピアは、イングランド戦でなんと5本連続のドロップゴールを決める快挙を成し遂げている。
トライ後の コンバージョンキックもドロップで行っても良い。ゲーム終了寸前でもう一度相手キックオフからの逆転のチャンスを狙う時など、プレイスする時間を惜しんでドロップを選択する。
ちなみにセブンスではコンバージョンは全てドロップで行われる。
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