2025旅行記 世界の物価はもっと高い

日本では毎日、物価高のニュースでもちきりだ。
米の価格も新米が4000円を切るのかどうかで毎日報道されている。

しかし、一旦海外にでると、現地の物価はなんでもほぼ日本の2倍以上。
サンドイッチが6.2ポンド=1300円、水が500で、1.6ポンド=330円、駐車場が一晩で20ポンド=4000円以上。
高速でのガゾリンが1リッター1,739=360円

こう考えると日本の物価はけっして高くはない。

PUBでは料理は高いが、ビールだけは割安だ。
フィッシュアンドチップスはどこでも日本の2倍の量はあるが
北アイルランドで1.8ユーロ、エジンバラでは1.7ポンド。
それに比べ、ビールは安い、ギネスがダブリンでワンパインド7,2ユーロ、
日本円では1100円、日本ではギネスは900円くらいだからそう高くは感じない。
缶の500のギネスが4本で10、4ユーロ、日本円で1600円。1本400円だがらあまり変わらない。
まとも食事をしないで、ビールだけで過ごした日が、どうしてもおおくなったのもうなずけるだろう。

こう考えると日本の酒税法はおかしいのではと思われる。

これはアイルランドやスコットランドだけのことではない。
途中のトランジットでのハノイの空港でもおなじことだった。ここはドルだったが、やはり価格は日本の2倍である。

かつての海外旅行のおみやげといえは、デューティーフリーのスコッチやタバコ、化粧品だったが、今やすべて日本での価格の2倍以上。全く手が出ない。

要は日本円が外貨に比べ異常に安いだけのだ。

インバウンドで日本を訪れる外国人が多いわけがここにある。高い貨幣価値の人からみれば日本は安売りのオンバレードなのだ。インバウンド価格で迷惑する日本人には高すぎると思う価格にも、外国人観光客がむらがるわけも納得だ。

かつて日本の観光客が、台湾や香港やバンコク、マニラで大盤振る舞い、お殿様気分をあじわえたのと同じことを日本でできるのだ。

海外で生活してみると、肌感覚で1ドル120円、1ユーロ130円くらいが限界に感じる。1ポンドも150円くらいだろう。

高市総理の金融政策は間違っていることが明らかだ。言葉だけの「責任ある積極財政」といっても、緊急な物価高対策といって、多少の金をばらまいても、まったくかわらない。どこが責任なのか、どう責任をとるのか?全くの言葉遊びに聞こえる。アベノミクスの積極財政はデフレが背景だったからまだ納得感はあった。今やインフレ傾向、破格の補正予算は、円の信用を落として、長期金利を上げ、円が安くなるのは経済の常識なのだ。

日本経済は外国からの原材料、加工品に依存している。円安なら、海外から高いものが入ってくるので国内の物価はすべて高くなるいっぽうである。

金利政策をふくめ、日本円を強くすることが求められる。

 

今回の旅行、円安を考慮し、ダブリンでは大学内の宿泊施設を選んだ。
そこではすべて日本で言う、いわば、学割価格なのだ。
当初の予定はここに1週間は居座るものだったが、他にも

構内には何でもそろう、朝8時から夜10時まで開いているマーケットがある。
そこでは安価でアツアツなピザも焼いてもらえる。
ただし、缶ビールなどアルコール類はおいていない。ただし、構内にバーがある。
利用しなかったがプールやジムの設備も揃っている。コインランドリーももちろんある。
朝のコーヒーはカフェで2ユーロ(360円)で飲める。

日本からの留学生にも何人にもあったが、安全で快適で安価なこの生活に満足して学生生活を満喫しているようだった。

欧州への留学などこの円安ではそう簡単には実現できないが、ここの大学はその心配がいらない。もっと日本からの留学生が増えることを希望する。

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