まずWCのサモアはオールブラックスメンバーなどが合流し、チームに馴染んできたことで、9月22日の札幌のチームとは全く違っていると考えてよい。
ジャパンもその時からは一皮も二皮も向けて洗練されており、苦悩をくぐり、逆境にもブレずにこの日を迎えることで、精神的にも全く違ったチームに成長していると考えてよい。
ます、ジャパンの23人を予想する。
イングランド戦から中10日あり、オフもあったようなので、体力は回復しているはずである。しかし、次のアルゼンチン戦もあるので、ある程度バランスよく戦力を使いたい。ここで山中選手が合流となったことは非常に助かる。
FW一列
先発 ミラー、坂手、ヴァル
控え 稲垣、堀江、具
7月のサモアはスクラムでやられた。その時は稲垣、坂手、具が先発、ミラー堀江垣永が控えだった。サモアはアロエミールが先発で、アラアラトアはメンバーに居なかった。今回のサモアもイングランド戦同様アロエミールが前半、後半がアラアラトアで来ると思われる。しかもやはり札幌では居なかった地元トゥールーズの人気者ファウムイナを先発でつかってくるだろう。
前半と後半ではまったくスクラムの力関係は変わるだろう。前半のスクラムの状況をみて、控えの三人の投入時期を考えたい。具くんの怪我はたいしたことはなさそうだ。堀江を控えに回すのは、チームの安心感のためでもある。
ロック陣
先発 ディアンズ ファカタバ
控え なし、コーネルセンが第三列から上がって対応
ディアンズについてはもうだれも異論はないだろう、先発でいくことで、サモアの髪型に特徴あるチャージ男タウマテイネに、逆にチャージの洗礼を浴びせ、黙らせてしまおうではないか。
ファカタバに関しては、出ずっぱりで怪我をしてまた戻ってきて出ずっぱりとなるが、そのタックルや献身的動き、さらにトライも取れるフォローなど、今のジャパンには必要不可欠であり、まだ先発から出て貰わないとならない。
第三列
先発 ラブスカフニ、コーネルセン、姫野
控え ガンター、福井
コーネルセンも出ずぱりだが、ロックの控えもかねて先発ででもらう。ガンターはここで出ておくことで、アルゼンチン戦へのはずみをつけたい。
リーチは出たい気持ちもあろうが、イングランド戦で出し尽くした感もあるので、もう少し休ませたい。
また媛野はまだ100%力を出し切れていないと思う。調子が悪ければ早いうちに福井やガンターの投入を考えたい。もしくは先発をガンターでいって控えに回す作戦もある。そのときはラブスカフニにキャプテンをやってもらう。19年のリーチを下げたときと同じである。
ハーフ陣
先発 斎藤 李
控え 流 松田
李もアルゼンチン戦を考えここでは先発で出ていてもらいたい。本当にキックが不調ならば前半から早めに松田を投入する。若い二人のコンビだがミスを考えずに躍動してもらいたい。
流は、姫野が引っ込んだ後のキャプテンとして必要なので、後半からの投入になる。もしリードされて入れは、リズムをずらすパス回し、リードしていれば勢いをます動きを見たい。
センター陣
中村、ライリー
控え 長田
ライリーも疲れがのこってないか心配であるが必要だ。李くんのフォローのためにも中村に12番をやってもらう。
WTB
11番レメキ 14番松島
控え 長田
レメキのインパクトは最初から必要。松島は言うまでもない
この2人に何かあれな一大事だが、長田をWTBとして投入することで対応する。
FB 山中
この日をファンたちはまっていた。札幌でチャージされたイメージを払拭してロングキックを蹴ってほしい。タウマテイネのキックチャージに要注意
ゲームをきめる決め手となるのは、チャンスのときのセットプレーから取り切る力なのではないかと思う。そうなるとFWの力関係
実際の発表は日本時間26日の夜遅くになるだろう。
対するサモアのメンバー予想
FW
ファウムイナ、マロロ、Pアロエミール、アラウニィウエ、Cブイ、セウ、リー、jタウファ
JレイとSラムはずっと先発なので、ここは日本びいきなトゥールーズのファンを取り戻すためにも地元トゥールーズのファウムイナ(NZ50キャップ)を先発させるはずだ。フッカーはアルゼンチン戦にトライをとった好調のマロロを先発させる。3番は札幌でも実績のあるアロエミールが引き続き先発になるだろう。ロック陣はキャプテンのCブイとアラウヌイウエの2mコンビとなる。日本をよく知るトヨタのTセウが先発で、Fリーとタウファが第三列となるはずだ。ルアトゥアは控えにまわる
BK
タウマテイネ、ソポアンガ、アーウォング、Tマウ、セウティニ、トアラ、バイアウア
髪型のタイマテイネは外せない。彼はサモアにエネルギーを注入するエンジンだ。SOはアルゼンチンはおやすみだったソポアンガをここで使ってくる。ソポアンガも清水建設で日本をよく知る男だ。やはり日本をよく知るリアリーファノは控えにまわってもらう。日本戦はフルバックだったトアラはここしばらくWTBで出ている。日本戦ではいなかかったトライゲッターのアーウォングもWTBででるだろう。
リアリーファノの投入が早いようなら日本がかなり有利にゲームをコントロールしていることになる。