なんと、ジェイミーは私の予想を遥かに上回る「チキン」だったのかもしれない。
33名の発表の予定が、30名しか発表できていない。
そして究極の安全策で冒険が全くない。
なぜ3名が今発表できなかったのかの突っ込んだ質問もなく、明確な説明もなかった。
発表があったのはFWが15名、BKが15名の下記の30名である。
登録の期限は8月21日で、ジャパンは8月19日に欧州に出発する予定だ。
いずれにせよあと3日ほどで残り3名は発表になることになる。
そして26日にはイタリア、トレビゾでイタリア戦を行う。
フランスでのキャンプ地のトゥールーズに入るのは9月2日の予定である。
フロントロー 9名
稲垣、ミラー、ハラシリ、具、垣永、ヴァル、坂手、堀江、堀越
ロック 2名
ムーア、コーネルセン
第三列 4名
ガンター、姫野、福井、リーチ
SH 3名
斉藤、流、福田
S O 3名
松田、李、小倉
CTB 4名
長田、中野、中村、ライリー
WTB4名
ナイカブラ、フィフィタ、マシレバ、レメキ
FB1名
松島
残り3名は、怪我人のファカタバ、ディアンズに加え、3試合出場停止のラピーズといったところだろう。怪我の回復や、ラピースの制裁の軽減措置を待っているのではないかとも思われる。
そして中身をみると、究極の安全策として、前9名、SH3名、SO3名と専門職を充実させている。驚きは山中が外れたことであり、その代わりが小倉だということだ。出番の少なかった、ハラシリ、小倉、レメキに加え、全く出場幾のなかった福田、フィフィタが選ばれていることである。
FWの15名は、ディアンズに関しては怪我の説明があったが、それよりも「若いので次の機会があるから」のような説明であった、これでは怪我が治っても呼ばないといっているのと同じことだ。
バックスでは山中の名前がないことが1番の驚きである。さらに松島をフルバックに固定して使い、小倉、レメキをFBとして使うという説明もあった。これは私が恐れていることの一つであった。アルゼンチン、イングランド、サモアへの対抗にはキックが有効になるからである。山中は欠かせない。そのレメキの選出やフィフィタの選出は予兆があった。この2人の名前が上がっているのは喜ばしい。
バックアップメンバーに関して興味深い質問と驚愕の答えがあった。
緊急な場合バックアップメンバーは連れて行かないのかとの質問に対し、同時期にバーバリアンズ戦があり、「そこに出場するメンバーは欧州にいるのでそこから補充する」と答えたのだ。しかもバーバリアンズの選出はオースアリアの監督がするということも認識しているようだ。
バーバリアンズはまず8月19日にサモア 戦を控えている。そしてワールドカップ決勝終了の1週間後(11月4日)には、ミレニアムスタジアムでウェールズ戦が組まれている。そのゲームがアランウィンジョーンズの引退試合となる予定だ。その監督はエディさんで、エディさんがメンバー選出をすることになっている。そいうことは日本代表のバックアップメンバー選出の鍵はエディさんが握っているということになる。
そんなんでいいのかというのが素直な驚きだ。
そんな無責任他力本願で良いのか?
しかし考えてみると、エディさんなら、よりまともで、驚きのある選出をするに決まっている。そこに一筋の光がある。そうなると、山中、山沢もまだバックアップとして可能性があるということだ。
しかし、エディさんがバーバリアンズの監督をやるなんてことは、オーストラリアが決勝まで残らないとうことを見越しているようでこれもまた奇妙でもある。
上記修正情報
バーバリアンズの予定を調べてみると下記になり、9月までは、エディさんではなく別のオーストラリアのジェイソンギルモアを頭とするコーチ陣でおこない、11月3日のウェールズ戦だけがエディさんが監督をするようです。
追加情報
バーバリアンズ予定
8月19日 サモア
9月16日 サラセンズ
9月22日 ペルニニャン
11月3日 ウェールズ(アランウィンジョーンズ引退試合)
今回の発表の中で、リーチが今後ジャパンがやらなければならいこととして
お酒、カラオケ、お笑い、とハードワークの4つを挙げていたのは興味深かった。わざわざリーチがこのようなことを口に出すというのは、チーム内に緊張感か停滞感かもしくは事件のような淀みのようなものがあって、それを払拭することが必要だと感じているに違いない。そして若い選手に望むことも「楽しむことだ」ということも述べていた、