欧州チャンピオンシップ 8強決定

コロナの影響で変則的な形で行われているハイネッケンカップのプレーオフ1回戦が全て終わりました。この結果、8強が決定しました。フランスTOP14所属のチームの充実ぶりが目立っています。

レンスター VS  トゥーロン
トゥーロン にコロナ陽性者が出たため中止、レンスターの不戦勝。

グロスター VS ラロッシェル 16−27
会場は2015年W杯でJAPANのスコットランド戦とUSA戦が行われたグロスターのキングスホルムスタジアムです。
ラロッシェルが先制し、逃げ切りました。ラロッシェルのハーフ陣は、オールブラックスのカーバローとブルーズにいたイハイアウエストです。

ワスプス VS  クレルモン 25−27
終了間際の松島幸太郎選手の同点トライ、ロペスのゴールで逆転勝ちという劇的な結果に終わりました。しかし、それまでの両チームとも肝心なところでのミスが多くどちらも主導権を取れない展開でした。

マンスター VS トゥールーズ 33−40
事実上の優勝決定戦ともいうべき質の高いゲームでした。マンスターはCJスタンダー、コナーマリー、カーベリーなどアイルランド代表がずらりです。しかしトゥールーズの若きフランス代表ハーフ陣、ヂュポンーヌタマックの才能あふれる大活躍で勝ち抜きました。

エクセターチーフス VS リヨン 47−25
リヨンが2トライで0−14と先制しますが、ディフェンディングチャンピオンのチーフスのF Wが爆発し、すぐに追いつき前半では逆転し折り返します。後半はモールコラプシングでのペナルティトライを含むトライを量産して引き離しました。チーフスはヘンリースレイド、Sホグなどバックスも強力ですが、カウワンディッキー、JヒルなどのFWの圧力もすごいです。

ラシン92 VS エジンバラ 56−3
ラシンホームの最新鋭の屋内競技場で行われたゲームです(ここの柿落としは18年のジャパンとフランスが引き分けたゲームでした)。大黒柱のフィンラッセルを出場停止で欠くラシンですが、ほぼスコットランド代表とも言えるエジンバラを全く寄せ付けずに圧勝です。シャ率いるFWもすごいです。カートリーベイル、トランディックなど久々に拝見することができました。ベテランも健在です。

ボルドーベグル VS ブリストルベアーズ 36−17
ボルドーのスタジアムは2007年W杯でJAPANが大西将太郎のキックでカナダと引き分けた会場です。
ボルドーは若きフランス代表スタンドオフのジャリベールがその才能を発揮しました。

スカーレッツ セールシャークス 14−57
セールシャークスには南ア出身の選手がたくさん入っています。特にお馴染みのSHのデクラークは元気いっぱいでした。W杯でも有名になった飛び出すディフェンスも何度も披露してくれました。イングランド代表のトムカリーの貢献も忘れてはなりません。ガレスデイビス、ハーフベニー、リーアムウィリアムスなどウェールズ 代表の多いスカーレッツは元気ありません(6ネイション優勝祝いで飲みすぎたのでしょうか)

 

昼間のトップリーグの熱戦だけでも体力を使ってしまうのに、夜中から早朝まで3日間で7試合を全て観戦するのは老体には大変でした。正直、途中集中力を欠き寝落ちした時も何度かありました。これを支えてくれたのは下記です。(というか杯が進み、寝落ちの原因ともなりましたが)


オールドプルトニー12年、スコットランド北端の漁港ウィックのシングルモルトです。甘い濃厚な香りがだちが素晴らしいです。ロックで飲むのはもったいない。海に近い蒸留所ということでちょっと潮気もあります。ボトルの形が変わっているのはこの蒸留所の特徴あるポットスチルを模しているからです。

これで今週末の準々決勝の顔ぶれと会場が決まりました。8チームのうちフランスTOP14のチームが5つ残っています。

ラロッシェル VS セールシャークス
エクセターチーフス VS レンスター
ボルドー VS ラシン92
クレルモン VS  トゥールーズ

また寝不足の週末となりそうです。

 

 

 

 

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