開幕では好調なスタートを切ったサンウルブスですが今試練の時です。
国内の2戦では、多くの観客を待つめて、ファンの声援もありました。
しかし、NZやオーストラリアの観客は少ないのです。
新型コロナの感染拡大が追い討ちをかけています。
昨日のブランビーズ戦は本当は花園で行われるはずでした。
オーストラリアシドニーの南ウロンコンのWINスタジアムで行われました。
スタジアムはとても素晴らしく、スタンドも立派です。
バックスタンドも自然な感じの芝生席で、その芝生の向こうには海が見えます。そしてバックスタンドの芝生の真ん中には、ビール売り場の小屋もあると言う、雰囲気たっぷりの場所です。子供達も芝生を駆けずり周りながら、大人は芝生に寝っ転がってビール片手に観戦できるという素晴らしい環境。
しかしながら如何せん、コロナ対策のために急遽組まれたゲームなので、観客が少ない。行われたの金曜のダブルヘッダーの1試合目、現地時間で金曜の午後まだオフィスワークの時間です。サンウルブスのホームゲームなのにこれは痛い。花園ならば大歓声の後押しではつらつとしたプレーが連発でだろうにと思うと残念でなりません。
相手も悪い。好調なブランビーズなので、のっけからサンウルブスは防戦一方、ブランビーズの若きハーフ陣がボールを動かし、継続。ボゼッションを全く譲りません。エリアもほとんどが自陣に釘付け状態。それでもサンウルブスは我慢してタックルをし続けました。タックル成功率が15チーム中最下位になっており、先週のゲームは情けない結果だっただけに、今回は踏ん張った方だと思います。前半終了直前まで2トライに抑えました。
後半終了直前にトライを許し、後半も最初にブランビーズが取ってしまうと完全に勝負は決定してしまいました。ここでサンウルブスはハーフ陣が斎藤、小倉のコンビニ交代します。テンポは上がりましたが、ブランビーズは勝敗が決まった後で緩んだせいかと思います。
サンウルブスは、最後まで戦う姿勢を崩さないこところは好感が持てました。スクラムも改善しつつあります。
またロックのストーバーグの献身的はプレーには涙が出ます。2m4cmでラインナイトも安定。それだけでなく今日もトライを一つあげました。近鉄でトモさんと一緒にやっていただけのことはある。23年のジャパンのロックはストームバーグで決まりでしょう。