今週金曜に熊谷で行われる、JAPAN VS 南ア戦、南アフリカは早々と先発メンバーを発表しました。
通常はキックオフから48時間前に発表するのですが、それよりも1日早い発表です。
第一列 キッゾフ、マークス、マルハーバ
LO エツベス、モスタート
三列 コリシ、デュトイ、フェルミューレン
ハーフ陣 デクラーク、ポラード
CTB ディアレンディ、アム
WTB マピンピ、コルベ
FB ルルー
リザーブ
ムモナンビ
ビースト
ニャカネ
スナイマン
フランソワロウ
Hヤンチーズ
フランソアステイン
クリエル
このメンバー構成は7月27日にオールブラックスに16−16で引き分けたゲームとほぼ同じメンバーです。違うのはキャプテンのコリシが戻っている事だけ。という事はさらに1割から2割ほど強力になっているという事です。
ジャパンへの敬意を感じられるベストメンバーと言えるでしょう。(もっとも現在の南アは層が厚く誰が出てもベストメンバーなのですが)。南アのプール戦では、21日のオールブラックス戦を含め、これだけのメンバーを揃える事はないかもしれません。
フィジカルで圧倒し、ジャパンをコテンパンにしようとする布陣です。ボール動かすというよりガンガン当たりに来るメンバーばかりです。
第一列
先発陣はものすごく強力なスクラムです。キッゾフは世界で一番スクラムが強いプレーヤーです。マルコムマークスは世界最高のHOで年間最優秀選手候補。このマルコムマークスはW杯後Nコムへ合流します。。先発は三人合わせて370Kです。控えのおなじみのムタワリナ(ビースト)はさらにボールを持つと破壊的です(ビーストの掛け声を忘れずに)。
ロック陣
おなじみのエツベスとモスタートです。エツベスは4年前のブライトンの経験者で、4年前の映像で疲れ切った表情がなんどもTVで流れています。その後ドコモでもプレーしました。控えのホンダのスナイマンは2m7センチあります。この他に4年前にブライトンでジャパンがトライを取られた巨漢のディヤハーがいますが今回は控えにも名前はありません。
三列目
キャプテンのコリシが戻っているのは驚異です。南ア初の黒人のキャプテンです。
世界最強のNo8フェルミューレンは昨年からクボタでプレーしています。
この他にもヤマハのクワッガスミスがいますが今回はベンt外です。
ハーフ陣
デクラーク、ポラードの安定したハーフ陣です。デクラークは強気で攻撃的。ポラードはNコムでもおなじみで、キックに安定感があります。でも見たいのは何と言っても今回控えのHヤンチーズでしょう。彼は持っています。南アの新しいスターです。
控えのステインは、もう日本では東芝でおなじみです。秩父宮で最後のキックを外したことは記憶に新しいでしょう。
この他にNコムの顔だったヤンチーズがいますが、今回はベンチ外です。
バックス陣
キャノンでおなじみのルルーは、トヨタへ移籍ずみです。近鉄でおなじみディアレンディは今季はワイルドナイツへの移籍が決まっています。ドコモにいたクリエルはキャノンへの移籍が決まっています。
両ウィングは最近売り出し中の2人です。
この中で4年前のブライトンの敗北を経験しているのは
控えのビーストとニャカネ、FWではさらにエツベス、コリシ、ヂュトイ、ロー、バックスではポラードとディアレンディ、控えのクリエルと多くいます。
こう見ると南アはなんとも日本との繋がりが深いことか。今回のW杯チームの中で、JAPANの次にもっとも日本に馴染んでいるチームが南アと言えます。各都市で息抜きの行きつけの飲み屋等も知っているはずです。これは強いです。
北半球のチームは、文化の違う日本での生活に徐々にストレスがボディブローのようにかかってきますが、南アには全くそんな心配は要りません。