2021 夏 TEST 第3週結果

オーストラリア ー フランス 23−21

ミッドウィークのテストマッチです。11日間で同じゲームが3回組まれる強行スケジールの一回目のテストマッチです。
フランスは、ヌタマックやジャリベール、デュポン抜きの経験の浅い選手での編成です。それがオーストラリアに終始リードする展開になりました。後半途中までは元気だったのですが、後半オーストラリアに調子が戻り、フーパーにゴール前のラックから技ありのトライを決められ、
それでも最後のキックをうまく蹴り出せば勝利という場面で、ラインアウト選択肢からボールを奪われ反則を犯して PGを決められ逆転負けという結果です。

オールブラックス フィジー 57−21

オールブラックスはボーデンバレットが10番で先発です。しかし前半に顔をスパイクされ流血で一時退場するというハプニング発生。止血後戻ってきましたが、いかにも痛々しく、PGの精度もいまいちです。

フィジーは元気っぱいでフィジカルでも強く前半は互角以上の戦いを見せました。しかし練習不足は否めませんでした。
最終的には後半に登場のフッカー のディンコールズがハットトリックをするなどトライを量産しての勝利です

フィジーはデルタ株のため環境業でなり立っている国の財政の危機です。資金難でうまく、金メダルホルダーのセブンスチームも日本にくる飛行機がなくなんと貨物便に乗って日本を目指すとのこと

このゲームはレフリー陣がコロナの影響で揃わず、急遽NZ協会のレフリー陣を集めて実施されました

アルゼンチン ー ウェールズ 20−20 

ほぼ、フルメンバーのアルゼンチンと、若手中心のウェールズの一戦です。本来ならウェールズがアルゼンチンへ遠征するはずが、コロナの影響でカーディフで行われることになりました。ですからブリンシパルスタジアムなのですが、アルゼンチンのホーム扱いです。
開始からウェールズのハンドリングが良くありません。そして、スクラムでは何度も組み直して両プロップが同時にイエローが出るという珍事もありました。さらにアルゼンチンは危険なタックルでフルバックが一発レッドになり一時は13人となる状況です。それでもウェールズは攻めきれず。結果は引き分けとなりました。
2023年のジャパンのプール最終戦がナントでのアルゼンチンなので気になります。この日も活躍のニコラスサンチェスなどベテランはその日まで健在なのでしょうか
来週も同じカードが組まれています。

イングランド カナダ 70ー14

先週に引き続き、さらに初キャップのオンパレードとなったイングランドですが、開始早々から快進撃は止まりません、カナダは一対一のタックルがほとんど決まりません。コクナシーガなどはディフェンスがいても吹っ飛ばしてしまい楽にトライをとってしまいます。

このゲームの最中に、イングランドにとってというより、ラグビー 界にとってビックニュースが飛び込んできました。
先週ニュースター誕生とお知らせした、SOマーカススミス(22歳)はこの日も活躍ですが、彼がなんとブリティッシュ&アイリッシュライオンズに呼ばれるというニュースです。スコットランドのフィンラッセルがアキレス腱を痛めたのでその穴埋めということですが、若手の抜擢、しかもまだイングランドでも2キャップをとったばかりなのに呼ばれるなんて異例中の異例です。
小柄で東洋系でルックスも抜群、人気も急上昇、スター街道まっしぐらです。

カナダは深刻です。かつて日本のライバルでなかなか勝てなかった相手ですが、このままでは予選を勝ち上がるのも一苦労となりそうです。カナダはもしうまくいってアメリカ大陸2位となれば、2023年にはジャパンと同組になる可能性があります。そうなると2011年のネピアの引き分け以来となります。

 

アイルランド アメリカ 71ー10

先週イングランド相手に力の一旦を見せたアメリカですが、アイルランドには歯が立たなかったです。
アイルランドは先週のジャパン戦とほぼ同様も布陣なので、そう考えるとジャパンはティア1としての力は本物であると確信できます。

このほか
南アージョージア、スコットランドールーマニア戦はコロナの影響でキャンセルになりました。スコットランドは夏のテストマッチは一回も行えずに終わるということになりました。

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