1,日程、場所
9月9日(土)C オーストラリア ジョージア
2,事前予測
ウォームアップマッチでは、調子の上がらないオーストラリアはフランスに大敗(41−17)した。一方の調子の上がっていたジョージアも最後にスコットランド(33−6)に大敗した。どちらが本番で本調子をみせるか見ものである。
2019年の静岡では27−8でオーストラリアが勝っている。
https://youtu.be/JCnAmVGcFFk?si=u3sRNY1wDt3EGgMu
3.プレビュー(メンバー発表後)
オーストラリア
Aベル、Dポレッキー、Tトゥポウ、Rアーノルド、Wスケルトン、Tフーパー、Fマクライト、Rバレティニ
Tマクダモント、Gゴードン、Mコロインベテ、Sケレビ、Jペタイヤ、Mナワンガニタワセ、Bドナルドソン
Mフレッチャー、Bショップ、Zノングノール、Rレオタ、Lグリーソン、Nホワイト、Lグリーソン、フォカティ、Sヴィニバル
エディさんのオーストラリアは引退や怪我など苦しい布陣ながら若手中心にしている。マイケル・フーパーはもういない。先発フランカーのトム・フーパーは若手で、なんの血縁もない。日本で活躍で期待のバーナード・フォーリーやクレイドクーパーは落選して、SOは若きBゴードン一人ににまかせている。
けがのトゥポウは大したことではなかったようだ。ポレッキーも間に合った。
バックスには日本で活躍中の強力なベテラン2人、コロインベテとサムケレビを揃えてきた。控えはFW6人でバックスの控えはフォカティとバニバルの2人だけでSHとSOの控えは入っていないというチャレンジングが布陣だ。
ジョージア
何々ゼ、シビリと何何カゼという名前が多く覚えにくい。セはシビリは「渋」、カゼやガゼは「風」と日本風にかっこよく書くことにすることを許してもらいたい。たぶんなになに太郎やなになに男とおなじような名付け方なのだろうと思う。
アブラ是、マムカ渋、バビ是、チェイ渋、ミカウ風、シャガゴア、イバニ渋、ゴル風
ロブシャニ是、マトカバ、モテハ是、シャリ風、タブラ是、タブツ是、二ニア渋
サムラ是、ゴギチャ渋、ギガ渋、ジャイアニ、ツツキリ是、アブラシ是。アブシャンタ是、クマラ是
この中ではナンバー8のゴル風(40CAP)の復帰が大きい。ジョージアにはレジェンドのゴルゴジラことゴルゴ是が引退したあと、似たような名前で完全にその穴を埋めている。
4,結果
オーストラリア
前半 T G PG DG 得点 後半 T G PG DG 得点
2 1 3 0 21 2 2 0 0 15
得点 BP 勝点 累計勝点
35 1 5 5
ジョージア
前半 T G PG DG 得点 後半 T G PG DG 得点
0 0 1 0 3 2 1 0 0 12
得点 BP 勝点 累計勝点
15 0 0 0
5,レビュー
ジョージアは大会にむけてジャージのデザインを一新した。1STは赤が基調だが、本日は2NDで登場。白にワインレッドのロゴが入るものでなかなか洒落ている。
いきなり得点が動く、開始二分でゴール前まで行ったオーストラリアは左に展開し、ペタイヤが体を反転してラクラクトライ。その後のキックオフで、ジョージアのSHロブシャニ是がカーターゴードンの蹴り返しのボールを見事にチャージ、反則を誘ってPGを決め、5−3。しかし前半のジョージアの得点はこの3点だけだった。
ジョージアはスクラムが命だ。フランスのトップ14の殆どにジョージアのプロップが在籍している。この日はトゥーロンで活躍のおなじみのギガ渋でなく、ポーで活躍のパピゼが3番。しかしこれが裏目にでて、オーストラリアのベルポレッキートゥポウの1列目に押される。5番のスケルトンの重さかもしれない。ともかくスクラムで劣勢なジョージアは全く力が出せない。
オーストラリアはPGなどで着々と得点を重ね、21−3で前半終了、ジョージアも11番のモテハゼにイエローが出て、勝負はほぼ決してしまった。しかし前半ではもっと点数が出ていてもおかしくない展開。オーストラリアの攻撃の判断ミスなどが若さがや満身が見受けられた。
後半ジョージアの3番にギガシビリがでるとスクラムが安定、そうするといきなり空気が変わり、フルバックのニニア渋などが長い距離を爆走する。しかし一人で行き過ぎで逆襲をくらいトライをとられてしまう。
FBドナルドソンの活躍と前半の貯金でオーストラリアがジョージアを退けた。わかいオーストラリアはこのまま成長を続けていけるかもしれない。
ジョージアはスクラムだけなく危険なバックスをもっていることがわかった。