ブリティッシュアイリッシュライオンズ ジャパン戦メンバー考察

本日2300KOの日本戦のBIライオンズのメンバーについて

なぜか、イングランドのメンバーが極端に少ない布陣になっています。
先発のイングランド代表はゼロ、控えにもオーエンファレル、ジェイミージョージ、コートニーロウズが入っているだけ、そして、ファーガソンの欠場で急遽シンクラーが控えに入りました。ブニポラやイトジェなど強力なメンバーは入っていません。

先発にアイルランド勢が多いのは、なんとかジャパンにリベンジをしたいと言う思いの現れでしょうか。

 

1、ロリー サザーランド (エジンバラ 28歳 16C ・デビュー)
ローリーはもうベテランの域です。2016年に代表デビューし2017年に内転筋の怪我があり、2020年の6ネイションズから代表に復帰しましたので、キャップ数は少ないです。したがって日本のW杯にはでていません。W杯で日本と戦いたかったと思います。

控えはウェインジョーンズです

2、ケン オーエンス(スカーレッツ 34歳 82C ・6C)
2011年からW杯3回連続出場、2019年大会ではナミビア戦以外全て先発。ライオンズでは過去2度参加しています。したがって、2013年の来日メンバーにはいなかったです。

今回のHOの控えには、イングランドのジェイミージョージが入っています。

3、タイグ ファーロング(レンスター 28歳 49C・3C)
お馴染み静岡でアイルランドと対戦したときの3番です。当初の予定はスコットランドのファーガソンでしたが、突然変更で先発になりました。内側に組み込む様にクセのある組み方と言うことで、そのゲームは稲垣の勝ちでした。参照

ファーロングが先発に回ったことで、イングランド のシンクラーが急遽17番で控えに入りました。

4、イアン ヘンダーソン(アルスター 29歳 63C   0C)
本来ならこの場所はイトジェが対応するのでしょうが、今回はイアンヘンダーソンが先発です。アルスターのキャプテンです。今回はアランウィンジョーンズとのウェールズコンビのロックになりました。前回のライオンズ遠征のメンバーです。

5、アラン ウィン ジョーンズ(オスプレイ 35歳 148C ・45C)
W杯も4回連続、ライオンズ4回連続出場です。まさに精神的支柱です。歴史がジャージを着て歩いている。その場にいるだけで存在感あります。

ロックの控えにはコートニーロウズが入りました。

6、タイグ バーン(マンスター 29歳 22C・デビュー)
タイグバーンは本来ならロックの選手ですが、3列も務めます。今回も6番での出場です。2019年W杯では、ケヴィントナーの控えに回ることが多く、日本戦でも後半途中出場でした。彼の参加で、ラインアウトではジャパンは苦戦するでしょう。

7、ジャスティン ティプリック(オスプレイ 31歳 85C・1C)
当初はスコトランドのハーミッシュワトソンのはずでしたが、急遽ベテランのティプリックが先発です。今回が3回目のライオンズ選出です。

8、ジャック コナン(レンスター 28歳 20C デビュー)
コナンは現在、アイルランドの8番に定着しました。
3列にはイングランド のトムカーリーがいますが、今回控えにも入っていません。

控えには強力なベテランのファレタウ(バース 30歳 86C・4C)が入りました。

 

9、コナー マレー(マンスター 32歳 86C  5C)
2019W杯でも大活躍でお馴染みのコナーマレーは、現在北半球で最も信頼できるスクラムハーフだと思います。特にキックが素晴らしいです。

控えのSHにはスコットランドのアリプライス(グラスゴー 28歳 42C )が入りました。アリプライスが出場すれば初めてのライオンズデビューです。

今回二十三人の枠外ですが、ライオンズの三人目には今回のガレスデービス(スカーレッッツ 30歳 62C)がいます

10、ダン ビガー(ノーサンプトン 31歳 82C 0C)
ダンビガーは2013年のウェールズでの来日時から日本でも大人気です。キックの前に体のいろいろなところを触りまくるルーティンは、最近はちょっと控えめになった様です。

11、ドゥーハン ファンデルメルヴァア(エジンバラ 26歳 10C デビュー)
W杯後大入りし、最近売り出し中のスコトランドのトライゲッターが11番に入りました。10試合で8トライです。もちろんライオンズはデビューになります。名前からわかる様に南アフリカ出身です。南ア遠征には特別な思いがあるはずです。

12、バンディ アキ (コナート 31歳 31C  デビュー)
すっかりアイルランドのセンターの大黒柱になったバンディアキですが、実はニュージーランド出身です。2019年のW杯も活躍しましたが、アイルランドが負けたジャパン戦は欠場しています。(前からいる様に思いましたが今回が初選出なのですね)

13、ロビーヘンショー(レンスター 28歳 52C 0)
センターはアイルランドコンビになりました。ワールドカップの時は直前に怪我をして体調が十分ではありませんでした、若手のリングローズに13番のポジションを奪われた形でサモア戦からの出場でした。前回もライオンズに選ばれましたが、キャップはまだありません。

14、ジョシュアダムス(カーディフ 26歳 32C デビュー)
日本でのw杯でのトライ王です。フィジー戦ではハットトリックでした。昨年の6ネイションイタリア戦でもハットトリックです。もちろん今回のライオンズは初選出です。

 

15、リーアムウィリアムス(スカーレッツ 30歳 21C 3C)
ダンビガーと同様に22歳の時、2013年のウェールズで来日しました。そして、2015年のW杯では怪我のハーフベニーに代わって大活躍です。その後の活躍はご存知の通り(個人的な感想ですが、彼はどことなくピンクフロイドのロジャーウォータースに似ていると思うのですが)

控えのバックスには イングランドのオーエンファレルと、アンソニーワトソンが入っています。

その他のメンバーでは
フィンラッセル、スチュワートホグなどは今回は温存でしょう
若干二十歳の新星、ルイズリーズザミットが見たかったところです。

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