オールブラックスと南アは16−16の引き分け
ワラビーズはアルゼンチンを退けました。
先週アルゼンチン相手に苦戦したオールブラックスですが、今回はメンバーを入れかかえ、まさにオールスター陣が出場です。SOにモウンガを入れ、ボーデンバレットをFBに使う贅沢さ、しかもソニービルもセンターで、ベンスミスも14番に使うなど千両役者揃い踏み。
しかし、前半はゲーム運びが、全く彼ららしくありません。静かでおとなしい。ソニービルもオフロードパスを完全に封じられます。アンフォーストエラーも多く、波に乗れません。
最後の最後でリタリックの野生的タックルから、ソニービルの飛ばしパス、ボーデンバリットのスピードでラインぎわを突破して、最後にグッドヒューのトライ。会場が沸いたのはこれだけです。(それまでに湧いたのはニールダイヤモンドの曲がかかった時だけ)前半は終わってみれはABのリードです。
対する南アは先週のヤンチーズコンビのハーフ陣に変わって、デクラーク、ポラードのハーフ陣が先発。1番にキッゾフ、2番はマルコムマークス、エツベス、モスタードにクワッガスミス、8番はフェルミューレンとこちらも強力。13番は、久々にアムが入っています。FBはウィリールルーが先発に戻ってきています。
後半になるとABがアタックを細かいパスでのボールキープの連続攻撃に変更してネジを巻きます。すると南アのディフェンスも素晴らしく速い出足でプレッシャーをかけます、この勝負は、地味ですが見どころありました。南アのディフェンスが少しだけ勝っていたと思われます。ABにどこかで ミス が出て、最後のトライには結び付けられません。
レタリックの肩の怪我は心配。(←脱臼とのことです)。
この勝負16−9でABリードで終盤を迎えますが、最後の最後にまさかの展開が待っていました。
先週のヒーローSHのヤンチーズがキックをインゴールでハンブルしなからもキャッチし直してトライ、難しいゴールをポラードが決めて16−16の同点で終わります。
この両チームの対戦は昨年は1勝1敗ともに2点差で今回も2点差で終わる可能性もありましたが今回は同点です。この勝負は9月21日の横浜へと持越さされました。