日本時間9日23時15分、いよいよ注目の一戦、スコットランド、アイルランド戦がスコットランドマレーフィールドで行われます。
W杯で日本と同組となる両チームがどんなゲームを見せてくれるのか興味はつきません。
アイルランド
アイルランドは前節でエディさんのイングランドに見事にやられてしまいました。それまでオールブラックスにもトライを取られなかった堅守が破られイングランドに4トライ取られてしまっています。
アタックもイングランドのフィジカルの強い早い激しいラッシュで、セクストンにプレッシャーをかけ、ほとんど何もさせませんでした。
このイングランドの激しいラグビーでアイルランドにはけが人が続出、ロックのトナー、8のスタンダー、リングローズも怪我、さらにウィングのキースアールズも腰を痛めたとか。
ただし、頼りになるフルバックRカーニーが戻ってきました。エディさんはカーニーのいない弱点をキックで狙ってきましたが、スコットランドはキック戦法はうまくは使えないでしょう。キースアールズは強行出場するようです。
スコットランド
対するスコットランドは、イタリア戦で活躍したキングホーンを控えにして、正規のウィング、Sマイトランドが戻ってきました。また、ロックには素晴らしい運動量のJグレイも戻ってきました。新進気鋭の12番ジャクソンも2試合連続での先発です。その他お馴染みのメンバー、レイドロー、ラッセル、Sホグももちろん今絶好調。ただし不動の3番ネルは怪我で欠場とスクラムには不安があります。
前節はイタリア相手に自由に動き回ったスコットランドバックス陣ですが、今回のアイルランドはちょっと勝手が違います、イタリアのパリッセ 級の圧力が常にかかると思って良いと思います。このプレッシャーの中で、レイドロー=ラッセルのハーフ陣が組み立てるかが見ものです。
またディフェンスもイングランドのように早く激しく前にでることができるか、スコットランドには残念ながら、イングランドのようにヴニポラ兄弟やツイランギまでのフィジカルの強さはありません。
セクストンが自由にパスを繰り出し、10、20とフェイズを果たせば、スコットランドのディフェンスがどこかで破綻してしまう可能性が高いでしょう。
ウェールズ
前節 フランスにリードされながら後半に逆転勝利したウェールズはローマに行きイタリア戦を迎えます。
監督のガットランドは大幅にメンバーを入れ替えてきました。イタリアの戦力を計算し、W杯に向けての多くのメンバーを試す目的があるかと思います。いつもの6ネイションズとはちょっと違います。
FWではAバード、Jナビディ以外の6名を入れ替えています。
闘将AWジョーンズも控えからの出場となります
なかなか出場機会のないロックのJバード、フランカーのTヤングが先発です。
バックスでは4名を入れ替えています。前節大活躍のジョージノースは控えにも入っていません。
ハーフ陣はAデイビスとダンビガーのコンビ、ダンビガーがキッカーも務めると思われます。ダンビガーのあちこち触るルーティンが見えるでしょう。
2015年W杯で勝利したイングランド戦に出ていたアモも控えに入っています、もし出場すれば数年ぶりかもです。
イタリア
イタリアはほぼいつものメンバーですが、ハーフがいつも控えのバラザーニでベテランのゴリが控えに入っています。
2戦級を先発に使ってきたウェールズには何としても意地でホームで勝ちたいところです。パリッセ主将のゲキがいつもより激しく飛ぶことでしょう。
イングランド
イングランドは激しいアイルランド戦でけが人が出ています。イトジェは靭帯を痛めて当分無理とのこと。
代わりにCロウズが先発に回ります。ウィングはアシュトンでJノーウェルが控え、先発は2名交代だけで、パワフルでベストな布陣です。
ただし、曲者のエディさんはW杯同組となるフランスにどのような戦法で行くのか、はたまた策を見せないのか、見ものです
フランス
前節ではウェールズに16ー0とリードしながらの敗戦。
不調だったパラのSHは変更してくると思われましたが、引き続き先発です。クレルモンで日本にはこなかった、パラ=ロペスコンビが期待されているのでしょう。前回キッカーもパラからロペスに交代しましたが、今回はどちらがキッカーを務めるのか。
頼れるセンターバスタロー(123Kg)が帰って来ました。ツイランギ(110Kg)との重量級のマッチアップは凄まじくなるでしょう。
フルバックはメナードの代わりにウィングのヒューイットが下がります。ウィングの位置にはセンターが本職のフィクーが入ります。ノンキャップのラモス?が控えのフルバックに入っています。エディさんはこのバック3陣を見逃すはずはありません狙われると思われます。