終了間際の劇的な勝利
本日12月22日、第55回ラグビー大学選手権準々決勝がありました。
慶応ー早稲田
早稲田は19−15とビハインドでホーンが鳴った後の5分以上も続く連続攻撃で、逆転トライで勝ちました。19−20。それまで劣勢だったスクラムで終了間際、慶応の反則を誘ったのが逆転のきっかけになっています。
明治ー東海
明治も15対15に追いつかれた、終了間際の78分に山沢のPGで勝利を決めるという、劇的な内容で東海大学をしりぞけました。山沢選手の復活は頼もしいです。
それぞれ近年に無い名勝負です。
これで、来年1月2日の秩父宮、準決勝第一試合は早明戦となります
正月の早明戦はひさしびりのことです。
盛り上がりを期待します。
過去に12回あった正月の早明戦
過去、大学選手権での早明戦は12回行われ明治の7勝5敗です。準決勝で当たるのは今回で3度目であとは全て決勝戦での対戦でした。
前回の対戦は、2011年1月2日 47回大会の準決勝のことです。8年前となります。この時は早稲田が74−10で明治を圧倒して下しましたが、早稲田は決勝戦で帝京大に敗れています。
その前は97年の1月15日 決勝戦で対戦しております。前年に北島監督が死去、早稲田は中竹組、石塚監督。明治が優勝しています。
また91年の27回大会1月6日の決勝戦は、前年の早明戦が24−24の引きわけの因縁のゲームで、明治主将となった吉田義人の逆転トライで決着をつけた、もはや伝説になっているゲームです。
91年の前は、83年の19回大会の準決勝
この時も怪物河瀬を配した明治が勝利しましたが、決勝戦で平尾の同志社に敗れています。この年から同志社の3連覇が始まった年です。
91年、2011年、来年の2019年と並べて見ると不思議とワールドカップの行われる年の正月に早明戦が行われるのがわかります。4年サイクルということでしょうか
早慶戦早明戦がともにあったのは過去2回だけ
それから同じシーズンに早明戦、早慶戦が共に2回行われたのは、72年−73年の第9回大会と75年−76年の第12回大会の2度しか過去にありません。いずれも準決勝で早慶戦となり、早稲田が慶応を破り決勝戦で早明戦が実現、決勝戦では明治が早稲田を退けています。
第9回大会は、これも伝説となっている「渡辺貫一郎の逆転のトライ」の年です。早稲田は宿沢が主将、明治のSHは松尾雄治(1年)でした。
第12回大会は、その松尾雄治が明治の副将(4年)で主将は笹田学(4年)の年です。この年度の本割の早明戦はこれも歴史に残る10−10の引き分けの試合でした。早稲田にはターザン橋本、アニマル藤原らタレントぞろいでした
果たして今度の正月どんなゲームになるでしょう