13日はチャンピオンシップの第四節が行われる。
1,オーストラリア アルゼンチン
前節
ジャパンラグビーゆかりの地、タウンズビルで死闘を繰り広げた両チームであった。最後はワラビーズがAベルのサヨナラトライで劇的な逆転勝ちをおさめた。開幕戦で南アに大逆転勝利のオーストラリア、ホームで初めてオールブラックスを下したアルゼンチンという、乗りまくっている両チームの激闘だった。ワラビーズは3点差でPGで同点のチャンスがありながら、トライを盗る選択をし、何度かの攻撃で対の逆転した。その興奮がまだつづいているなか、引き続き第二戦が行われる。まさに第二幕、まだ幕は上がったままだ。今度の会場はシドニーだ。シドニーラグビースタジアムはシドニー市内中心部からほど近いところにある42000人規模のスタジアムである。(ネームライツでアリアンツスタジアムとして知られている。ロンドンのトゥイッケナムもネーミングライツでアリアンツスタジアムになって紛らわしい。ロンドンのアリアンツで最終戦となる南アーアルゼンチン戦が行われる。)
13日メンバー
オーストラリア
1,スリッパー 2,ボラード 3,トゥポウ 4,Jウィリアムス 5,Jフーパー 6,ヴァレティニ 7,マックライト 8,Hウィルソン
9、Nホワイト 10,Tエドメド 11,Cトゥール 12,パイサミ 13,シワーリ 14,ヨーゲンセン 15,ケラウェイ
16,ナッサー 17,Aベル 18,Zノンゴール 19,サラカイヤロト 20,チザーノ 21,マキダーモット 22,オコーナー 23,ダウグヌ
驚きなのが、10番エドメドの抜擢である。エドメドは現在24歳、21歳のとき2022年のオーストラリアXVのメンバーで来日して活躍している。CAP1は昨年11月のアイルランド戦のものだが、残念ながらキックオフ直後に脳震盪で退場だった。ライオンズ戦にオーストライアXVとして出場はしている。勝利した南アの第一戦には、ベンドナルドソンが怪我で急遽し、急遽22番に入ったが、拮抗したゲームで且つオーコーナーの調子が良かったので、出場機会はなかった。今回は何度目かのチャンスである。
アルゼンチン
1,ビバス 2,モントーヤ 3,スクラビ 4,ペティ 5,ルビオロ 6,ゴンザレス 7,クレメル 8,オビエド
9,ガルシア 10,Sカレーラス 11,Mカレーラス 12,チョコバレス 13,シンティ 14,イスカロ 15,マリーナ
16,ルイーズ 17,ウェインガー 18,マッッチェリ 19,モリーナ 20,マテーラ 21,モヤーノ 22,ピッカルド 23,メンディ
LOのモリーナに代わってペティ、三列のマテーラに代わってルビオロがはいって両者もリザーブにいるので、ほとんど変化はなし。ハーフ陣もガルシア、Sカレーラスで変化なし。
2,オーブラックス スプリングボックス
前節
第二節まではいつもの問答無用の強さが影を潜めたかのような、ちょっとチグハグな南ア、オールブラックスの両チームだったが、前節のオークランドイーデンパークのゲームは違っていた。オールブラックスはブエノスアイレスではまさかの敗戦。対南ア戦4連敗中、その上イーデンパークでの無敗記録、サベアの100CAPゲームがかかっており、絶対に負けられない。対する南アも初戦のオーストラリア戦の敗戦で首位の座をオールブラックスに明け渡してしまっていた。キックオフ直後にトライを取ったナラワが怪我で退場という波乱の幕開けで始まった。まさにヘビー級、意地と意地のぶつかり合いだった。、結果は終了間際にサベアによるメモリアルトライで決着をつけた。そしてイーデンパークも無敗記録を更新した。
13日メンバー
オールブラックス
1,デクルート 2,タウケイア 3,ロマックス 4,Sバレット 5,バイイ6,Sパーカー 7,Aサベア 8,Wシティティ
9,ホトハム 10,Bバレット11,Lカーター 12,Jバレット 13,Bプロクター 14,Wジョーダン 15,Dマッケンジー
16,マリファリスター 17,Tウィリアムス 18,Fニューウェル 19,Fホランド 20,Dキリフィ 21,クリスティー 22,トゥパエア 23,Rラブ
スクラム対策で、一列めを変えてきた。バックスではWジョーダンがWTBにもどり、フルバックでDのマッケンジーがキックオフから登場する。そして、けが人が続くSHには22歳のホトハムが3キャップ目で初先発と大抜擢。2027年のSHの座はだれが射止めるのか、今回のホトハムのプレーぶりに注目したい。ホトハムのライバルとなるのは、ラティマ、ロイガード、クリスティーである。
南ア
1,ニチェ 2,Mマークス 3,T デュトイ 4,Lデヤハー 5,ノルキヤ 6,コリシ 7,PSデュトイ 8,ヴィセ
9,ライナー 10,モゴメズル 11,フッカー 12,ウィレムセ 13,ムーディー 14,コルビ 15,ファーシ
16,ファンレルメルバ 17,ヘンドリクス 18,Wロウ 19,RGスナイマン 20,Kスミス 21,Gウィリアムス 22,Mリボック 23,Aウーストハイゼン
ヴィセがナンバー8に久々に復帰し、キャプテンを離れていたコリシがキャプテンの座に戻った。ハーフ陣もGウィリアムス、ポラード(ORリボック)から、ライナー&モゴメズルに変えてきた。怪我のアレンゼがいない右WTBには22歳のフッカー(名前がフッカーで紛らわしい)が初先発で抜擢された。
エツベス、クリエル、ディアレンデ、ルルーといった馴染みの選手は今回メンバーに入っていない。