1,チャンプオンシップの衝撃
第2節まで終わった時点で、なんと南アフリカ、オールブラックスという世界ランク1位が続けて負けるというショッキングな状態になっている。
まずは、開幕の8月16日ヨハネスブルグエリスパークで、オーストラリアが22点差をひっくり返しての逆転勝利(スコア22−38)。オーストラリアがエリスパークで勝利するのはなんと1963年以来62年ぶりである。オーストラリアはライオンズに勝利し上昇ムードだが、SOにけが人が続出し、この日のSOはなんど3年ぶrに代表復帰のオコナー(かつての悪ガキも35歳、少し太った印象あり)。これで2027年W杯から世界ランク1位だった南アフリカは3位に交代。
替りに一位に浮上したオールブラクスだが、23日(日本時間24日)今度はブエノスアイレスでアルゼンチンに敗れる。(スコア30−22)アルゼンチンがホームでオールブラックスに勝つのは史上初という歴史的勝利である。オールブラクスは反則が多く、3枚のイエローカード、アルゼンチンの大観衆の声援に完全にのまれてしまっていた。
チャンピオンシップの第三節は9月7日となり、世界ランク6位のオーストラリアと7位のアルゼンチンが直接対決する2連戦となる。2027年W杯有利なプールとなる6位以内の座をめぐる激戦となる
もう一方は、南アがNZに乗り込んで、世界ランキング1位の座をめぐる2連戦となる。
2,パシフィックネーションも衝撃
同じく、現地21日金曜日に開幕したパシフィックネーションでも大波乱である。
日本時間22日は時間差で10時にカナダーUSAがカリガリーで行われ、時間差で日本時間11時にトンガ首都のヌクアロファでトンガーサモア戦がキックオフされた。
カルガリーではなんと2019年以来の復帰となるカナダ元キャプテン34歳のレジェンド、タイラー・アードロン(日本ではリーチマイケルのような存在)がナンバーエイトで先発、しかも一人で4トライと大ブレーク。2013年以来12年勝ちがなかったパシフィックネーションの連敗をついに止めた。
それだけではなく、カナダはこれでPNの4位以内がほぼ確実になり、2023年には惜しくも逃してしまったW杯の切符をほぼ決めた。
カナダはこの勢いのまま、日本に乗り込んできて30日の仙台でのジャパン戦となる。ジャパンにとっては油断できない。
トンガ首都のヌクアロファでのサモア戦でも波乱である。ランキング13位のサモアが19位のトンガに破れた。トンガがサモアに勝つのは2018年以来5年ぶりである。これでサモアは14位に交代し、ジャパンのランキングは13位になった。
トンガはタメイフナがキャプテン、ピウタウやオーガイティンブルなど日本で活躍する選手が活躍した。トンガも4位以内を確実にしW杯への切符はほぼ手中におさめた。
ジャパンがカナダ戦、USA戦を順調に勝ち進めれば、14日(日本時間13日午前6時半)デンバーでの準決勝の相手はトンガとなる公算が高くなった。
そうなると、この日14日の第1試合(日本時間13日早朝3時半キックオフのサモアかUSAの直接対決でいW杯出場の5位枠を争うことになると予想される。