10日の昼にはメンバー発表になるが、どのようなメンバーになるのか予想する。
まずは大きくは変えてこないと予測する。
昨今の最先端のリカバリー手法を駆使すれば、5日の肉体的疲労からの回復は十分ができるはずであり、5日の実績を考えれば、変えるという理由はみあらたない。もし、大きく変えてくるのであれば、回復に失敗したか、ウェールズを組し易しと甘く見て油断しているかであろうが、そのどちらの隙も今のジャパンには考えられない。
その中で、松永の離脱の穴を誰がどう埋めるのか、出ずっぱりの1列目3人をどうするか、斉藤の先発でいくのかなど注目ではある。その際、ゲームプラン前半勝負なのか、後半前回同様に爆発させるのかなどのゲームプランとの兼ね合いになる。
ゲームプランとして最良なのは、先制点をとって前半で点数を15点以上離して選考脱げきりである。15点点差があれば精神的、肉体的にどん底の今のウェーズは戦意を失い、大量得点差で大勝利となるのは間違いがない。
したがって、まずはヘッドスタートで先制点と追加点を狙うべきである。ともかく早い時点で、10−0としてしまいたい。
ジャパンのキックオフならば深く蹴って、相手に蹴り返させるようにし、そこにプレッシャーを書けミスキックを誘う。ウェールズがタッチを蹴らざるを得ないようすれば、相手陣での有利なラインナウトからの攻撃ができる。
ウェールズキックオフの場合は、何度か体を当てても良いが、やはりタッチキックを選択するそして、でできれば宛陣10mからのラインアウトでの再開をねらう ここでプレッシャーをかけ、マイボールにできれれば同じく、先制点獲得の可能性が高くなる。
しかし、先制点、追加点を取れずにもたつく可能性も半分以上はある。ミスや反則やアクシデントでスローな展開になった場合である。ウェールズにはスローテンポで体力の消耗を抑え、スクラムや反則などでの疲労を回復させながらの戦いしか選択肢がないからである。
この場合はプランBとして、相手の体力を奪うような展開に持ち込む、スローにも対応し、裏へのキックをつかいFWを下げさせる。Pからはすぐに仕掛け相手をかすませない。ミスを少なくし、スクラムの開会は減らし、ラインアウトも相手が並ぶ前に投げ入れる。ともかく相手を休ませない。
そのためのメンバー構成を考える。
第一列
前回異例の80分出ずっぱりだった紙森、原田、竹内の先発3人を引き続いて先発に名前を入れる。
たったこれだけのことで、リカバリーにも苦しむウェールズの首脳陣や選手たちはビビるはずである。
ただし、ウェールズの老練な1番2番はスクラムのレフリーの笛にうまく対応してしまう可能性もあるので、その時は早めの木村、為房の早めの交代も視野に入れる。江良は後半のゲームの流れの中で投入のタイミングを見定める。
ロック陣
ディアンズは固定だが、4番は前回後半から出て相手を圧倒できたララトゥアを据える。ロックの控えは入れず、三列のリーチ、コーネルセンで対応する。
3列目
リーチ、コーネルセン、ファカタバの3人は変えない。キャプテンのリーチの存在は大きい。5日もチーム随一の19回のタックルに加え、下のボールへの働きかけ、レフリーとのコミュニケーションも抜群である。控えに、マキシ、ガンターの2人の強烈なインパクトプレーヤーを入れ、接戦の場合の局面打開に備える。
ハーフ陣
先発は藤原で控えに斉藤を入れる。藤原はエディジャパンの超速の原動力となって欠かせないからである。もし、斉藤が先発ならば、ウェールズはそこを重点的に警戒してくるので、最初のゲーム展開がおそくなり、ウェールズのペースになる可能性が高くなる。実は斉藤は途中出場でも局面やテンポを変えるようになったことはまだ記憶にない。
それでも、エディさんが斉藤を先発に使うという選択をしたならば、斉藤の成長を高く評価したということであり、逆に大いに期待できる。
SOはエディさんイチオシの李が引き続き先発。FBの松永の穴には中楠を入れる。シンビンを食らっても冷静に本来の力を発揮し、トライもとった。この2人でダブルSOのように入れ替わりながらSOをつとめる。
控えにの22番はサムグリーンを入れておく、国内では実績あるが、国際経験を積むことが重要になる。得点差によっては早めの交代もありうる。その時は李がFBに下がる。
センター陣
センター陣も変えない。
12番、中野、13番ライリーでいく。中野の縦攻撃は効き目があった。ウェールズのディフェンスを下げさせ、そのあとのボールを散らすことは有効だった。ライリーは前回は素晴らしいキックがあったが、ステップやランでラインブレイクする姿を見られるはずだ。23番にはローレンスを入れておき不測の事態には備える。
WTB FB
前記の通り、フルバックは中楠でいく、WTBは調子の出なかったツイタマのかわりにヴァイレアを先発させ、石田との3人でバックスリーを担う
ヴァイレアの先発は相手のキックに対する備えであるが、ラインアウトがうまく行けば大外で相手をケチらしてのトライも期待できる。また、前回のモールでのトライのように9人目のFWとしても使える。
メンバー予測をまとめると
1,紙森、2,原田、3,竹内
4,ララトゥア 5,ディアンズ
6、リーチ、7,コーネルセン、8,ファカタバ
9,藤原、10 李
11,ヴァイレア、12中野、13ライリー、14,石田
15、中楠
16、江良、17,木村、18,為房
19,ガンター 20、マキシ
21、斉藤、22、サムグリーン、23、ローレンス
太字が前回からの変化点。