トランプゼレンスキーの決裂で。世の中はもう変わっていてしまっていたということを見せつけられました。
なんだかもう救いようのないような、お先真っ暗な世の中です。
トランプはやりたい放題、イーロン・マスクは極右を応援する。その欧州では各国で極右が政権を獲得している。みんだ自分たちだけよけれな良いとの考えで、弱者やマイノリティのことはもう置いてけぼりだ。トランプは、もはや「何をやっても許される」というまるで王様気取りだ。
国連安保理でのロシアのウクライナ侵攻を避難する決議案に、ロシア、中国、北朝鮮にくわえ、アメリカも反対票を投じた。ならず者国家への中間いりだ。そしてゼレンスキーとトランプの階段は最悪の結果。
バクスアメリカーナの終焉でもある。
自由で開かれた倫理的価値観を共有するとした西側陣営の結束が180度転換、崩壊した。倫理や大義や正義なんてものはなくなった。すべてがディールで決まるという殺伐とした世界の到来だ。
日本は政府見解では毎度のように、力による現状変更は許されるべきでないと言っていたのに、トランプのやっていることは正しく力による現状変更そのものではないか?
結局だれもが世界を牛見りたいんだ。
これは、そんな今を80年代に予見していた曲です。ティーアーズフォーフィアーズ。
Everybody wants to rule the world Welcome to your life There's no turning back Even while we sleep We will find you... 訳: 君の人生へようこそ もう後戻りはできない たとえ寝ている間でも 暴き出してやるからな
解釈:
いたるところで紛争がおこあり、格差が広がり、貧困や飢餓はなくならない。この欲望渦巻く資本主義社会、金儲け優先、少しでも損はしたくない。みなが自分ファーストでギスギスしたこの世の中。もう後戻りはできない。
ネットやスマホ履歴、GPS、街角のどこにでもある防犯カメラ。24時間行動は監視されている世界だ。
Acting on your best behaviour Turn your back on Mother Nature Everybody wants to rule the world 訳; たとえいい子を気取っていても 自然の摂理にゃ背を向ける そうさ、だれもが世界を牛耳りたりやがる
解釈;
表でどんな綺麗事や理念なんて偉そうなことを言っていても、そんな奴ほど裏では理に反していてどんな考えをもって、どんな行動をとっているのかわからない。
当時はこのような状態だったかもしれないが、今はもっと悪くなっている。
現在MAGAなど、もう綺麗事には我慢が出できなくなった多くの人達(原理主義や福音派など)は、恥も外聞もなく、むき出しの本音を言いたい放題、やりたい放題である。トランプのハレンチな言葉にヤンヤの喝采を出している。
日本でも、ネットの書き込みなど誹謗や中傷などを書くことやそれを見聞きすることがが日常の鬱憤の憂さ晴らしになってしまっている。
It's my own design It's my own remorse Help me to decide Help me make the... 訳 それは俺が仕組んだんだ 後悔してることだ 決めさせてくれ 手助けしてくれ
解釈:
結局のこと、このような欲望や嫉妬などが渦巻く余裕がなくギスギスした世界になってしまったのは、だれもが、質的裕福さや利便性、効率重視をねがって、資本主義を究極まで推し進めててきた結果であり、それの果実を味わってきたのだ。それは私だって、あなただって例外でではない。どこかでSTOPをかけれたかもしれないのにやってこなかったのだ。今のひどい政治だって選挙の民意の結果なのだ。そうなってしまったのは、他人のせいにはできないはずだ。
Most of freedom and of pleasure Nothing ever lasts forever Everybody wants to rule the world たいていの自由と歓喜 なんも長く続くもんじゃない だれもが、世界を牛耳りたいからなのさ
解釈
ガザ地区の停戦だって平和になったわけじゃない。ウクライナの停戦交渉がうまく言ったにせよ、紛争を解決したわけじゃない。恒久に平和をたもつなんてことは保証できるものじゃない。
日本は戦後70年、その間戦争はなかった。高度成長からバブル経済、そしてその崩壊、失われた30年、少子高齢化、あいつぐ自然災害。良いこともわるいこともあった。平和と言えば平和であある。しかし、今後はどうなる全くわからない。アメリカはもう助けてはくれない。
今という時代は、世界を牛耳ろうとする国や輩が横行する世の中だからだ。
There's a room Where the light won't find you Holding hands While the walls come tumbling down When they do, I'll be right behind you 訳 身を隠せる部屋(核シェルター)がある 滅亡の時には、手を取り合うんだ やつらがやった時(=核のボタンを押した時)には、そばにいてやろう
There’s a room Where the light won’t find you(光が見つけられない部屋)の「光」とは核爆弾による光であろう。「部屋」とは核シェルターのこと。
When they doとは(=核のボタンを押した時)と解釈できる。
それ以外にも、今ではこうも解釈できる。
現在の世の中、社会生活や人間関係がうなく行かないことや、さまざまなハラスメント行為で、不当な扱いや倫理的な被害にあうことが茶飯事だ。鬱になったり、PTSDを発症、引きこもりになる人も多い。ここでの「部屋」はひきこもりの部屋だ。
学校や職場や家庭など、狭い世界であってもその狭い世界を我が物に牛耳っってしもうとする輩が必ず存在し、ハラスメントを撒き散らしている。
So glad we've almost made it So sad they had to fade it Everybody wants to rule the world 訳 あと一歩だったね 消えるのは耐え難く、悲しいね だれもが世界を牛耳りたがってるからなのさ
解釈
地球規模では核戦争での世界の終末を意味しているととれる。
または、身近な人間関係においても、日病中傷いじめなどの多数派に抗うも、耐えられず、リストカットしてしまったという結末かもしれない。
どちたにしても消えるのは悲しい。
I can't stand this indecision Married with a lack of vision Everybody wants to rule the world 訳 お先真っ暗の中 躊躇するのはゴメンだぜ だれもが世界を牛耳りたりやがる
解釈
Married with a lack of vision =直訳すれば、「光の欠けた結婚」、解釈すれば、先の見えない状態(盲目に)となる。安直に決めてしまったことを、そのまま放置している状態である。決めてしまったその事とは、政治であり、経済の仕組みであり、社会の仕組みであり、それこそそんな中を泳いできた「君の、僕の人生」そのものである。
その状態での indecision(=決められない事=やめられない事、優柔不断な状態)、それが我慢ができないといっている。
だれもが世界を牛耳ってやろうなんていう世の中を、どうすることもできない。
Say that you'll never, never, never Never need it One headline, why believe it? Everybody wants to rule the world 訳 決してそれ(=核や戦争)は必要がないと 声を上げろ 見出しだけ(=キリトリ動画や陰謀論など)でなぜ信じてしまうんだ だれもが世界を牛耳りたりやがる
解釈
IT(=それ)とは、戦争であり、核であり、差別であり、いじめであり、報復でもあろう。
だまっていないで、やめさせるように声を上げるべきだ。しかしそれさえも虚しい状態。ジャニーズ問題、フジテレビ問題、裏金問題、各社のデータ改ざんの不祥事、関係者は知っていても見て見ぬふりが何年も続いていた。
One headline, why believe it?(=直訳は見出しだけでなぜ信じてしまうんだ)。これこそ現代の情報過多社会の現状そのものではないか。
ネットでで横行するキリトリ動画。そこで切り取られた断片の言葉じりだけつかまえて、だれもが感情的になってしまって、怒を爆発さている。そんな中から陰謀論もでっちあげられる。閲覧数だけがお望みなのか、フェイクかどうかさえもおかまえない。
N党、兵庫県知事選もんだい、フジTV中居問題。まさしくそうだ。身近な人との関係さえも怪しくなってくる。
All for freedom and for pleasure Nothing ever lasts forever Everybody wants to rule the world 訳詞 自由と歓喜なんて 長く続きやしない みんな世界を牛耳りたいのさ
感想
あまりにも現代社会の状況を予見したかのような歌詞にあぜんとしてしまう。しかし、どこかに諦めやニヒリズムが漂っているのが気になる。もうほんとうに手遅れなのだろうか?あきらめてしまってよいのだろうか?
利害や利権や損得や刹那できでなく、ゆとりをもっておおらかな人や社会の関係性がたもたて、笑顔がこぼれるような、真に豊かな社会にもどるために、何か出だてはないのだろうか?