1、イングランドーアイルランド 21−42
イングランドは、イトジェが100CAPに到達。そして元気印のポロックが初先発。
対するアイルランドは、調子は出ていない。先週精彩を欠いたハーフ陣を、ギブソンパーク、クロウウェイにかえた布陣。
結局、このハーフ陣はテンポが良くてアイルランド を蘇らせた。
キックオフからイングランドにミスが多い。フォードも珍しくタッチキックを2度連続失敗してしまう。アイルランドは低いタックルで粘り強いディフエンスを続けてイングランドのトライを許さない。
結果は、前半だけでギブソンパークの攻守による活躍などで着実に得点を重ねたアイルランドがそのまま大差で逃げ切ったというゲームになった。
考えて見れば、このゲーム双方に怪我人が多く、選手交代のカードが使いにくくなり、そのため双方の監督はゲームの流れを掴めなかった。ゲーム前からアイルランドは控えの切り札として備えていただろうコナンがレイトスクラッチでブレンダーガイストが入り、ゲームが始まってからも18分にはジェイムスロウ、その後すぐにアレックスミッチェルという双方のキーマンが怪我で交代。しかも主審のピアルディさんも足の怪我で交代するというハプニング。替わったフランス人のピエールブルセは前の試合で6枚のイエローを出すといった厳しいレフリングだったが、この日も後半だけでポロックとオズボーンにイエローを出した。このような予期せぬ交代によって双方の勢いが分断されたゲームになった。
イングランドははこれで早くも2敗となったのだが、まだ最終のフランス戦を残しているので逆転優勝の可能性がある。
アイルランドもこのゲームで少し元気を取り戻したので、次のウェールズ 戦、スコットランド 戦と連勝も期待できそうだ。
2、ウェールズ ースコットランド 21−23
ウェールズ は、イングランド戦(48−7)、フランス戦(52−14)と大敗が続いて、この日も心配だったが、今回はキックオフから気合の入れ方が全く違う。ディフェンスでは低く刺さることも多く、こぼれたボールもうまく入ったし、ラインアウトもうまくいき、前半は全くスコットランド を寄せ付けなかった。一時は20 ー5とリード。嫌がおうにもプリンシパルスタジアムは3年ぶりに見る勝利の瞬間に期待が高まる。
後半、フィンラッセルトライで、20−12と追い上げられるも、すぐにPGを決めて、23−12と引き離す。誰もが安心した瞬間。この直後のキックオフで事件は起こる。なんとそのボールを直接受け取ったダーシーグラハムが誰にもさわれれずに左隅にトライ、さらにフィンラッセルが難しいゴールを決めて、23−19 と追い上げられてしまう。そしてついに、70分をすぎたところで、昨年神戸で活躍した途中出場のジョージターナーにモールからトライをされて逆転され、コンバージョンも決められ、23−26となってそのままノーサイド。
またや、カーディフでの勝ちを見ることはできなかった。
ウェールズ は復活の兆しは見えたものの、ダーシーグラハムにあっさりとトライを許すなど、肝心なところでポッカリと穴が開いてしまうようなディフェンスが出てしまうことがある。後半、早めの交代がディフェンスの連携ミスにつながったように思われるのだが、最初のスコットランド のトライも、ディフェンスの人数があっているのに、ノミネートのミスであった。勝ちが遠いのはこんなところに原因があるのかもれない。
これで、ジャパンがランキング11位に上がることになる。
スコットランド は抜け目がなく、フィンラッセルの落ち着いたプレーは安定感がある。初戦のイタリアには負けたが、イングランドを退けており、来週のフランス戦が楽しみになる。
3、フランス イタリア 33−8
アイルランド には負けたがスクラムでは圧勝し、好調のイタリアはエースのカプオッツオが怪我から復帰。フランスは、ジャリベールが試合前の怪我で急遽トマラモスがSO、アティソクベがFB、WTBに初キャプのドレアンが入った。
(両チームのパンツに入った広告が、フランスはルノー、イタリアはスズキという仏日自動車メーカー対決となったのも気になる)
イタリアの評価が高いだけに、リースの屋内競技場は開始前からヒートアップしている。
結果は、フランスが圧勝し、フランスの圧倒的な強さを見せつけられた。
この6ネイションで帰って来たデュポンは、フィジカルが大幅に向上している。タックルさても倒れないし、相手のFWにタックルしまくって倒しまくる。
しかもデュポンは相手の隙を見逃さない。それに応える若きバックス陣もスピードがある。圧巻は開始6分のデュポンが裏へのロングキックを快速で追いかけトライにしたピエールビアレの快速ぶりだ、まだ23歳これで、デビューから26試合で25トライ、連続8試合トライを撮り続けている。快速ぶりはでフランスの短距離オリンピック選手よりも早い。しかし、彼はトライをとった後も感情をあらわにせず、どこか痛めたかのように苦しそうにしている。(またトライを取ってしまった)
トマラモスのSOも完璧に機能している。ヌタマック、ジャリベール、それにトマラモスと三人の個性の違う実力者を備えるフランスは抜け目がない。
この日急遽先発初キャップとなった、ドレアンも70分すぎにダメおしのトライを取っている。今後も楽しみだ。
対するイタリアも決して悪くはない。アイルランド を粉砕したスクラムはこの日もフランスを上まった。メロンチェロ、など若いバックス陣も元気いっぱいだ。この日復活したカプオッツオも快速を飛ばして、フォローし、トライを取っている。






