27年W杯 組み合わせ決定

1,日本のプール

12月3日 午後6時からはじまっった抽選会。
スタジオで何のイベントもなく、ダン・カーターやジェイムススリッパーが順番にくじを引いてきめるというあっさりとした決め方だった。(そういえば4年前もそうだったのを思えている。)

その結果日本はプールEとなった。対戦国は下記の通り

バンド1 フランス
バンド2 日本
バンド3 アメリカ
バンド4 サモア

この中で2位にまでなれば決勝トーナメントに進出できる
サモアとは4大会連続の対戦になる。アメリカは2015年大会以来、フランスは2011年大会以来の対戦となる。

フランスとは14回戦って0勝13敗1分け。斎藤とデュポン、ヌタマックとのチームメイト対戦など見どころ満載だ。斎藤がフランスTOP14選手のプレイの特徴の情報を持っていること、もしくはフランス語を理解出ていれば、日本の強い力になりえるだろう。

サモアとは19回対戦し、7勝12敗だが、ここ3回のW杯では日本が僅差の3連勝。この大会、最終予選でやっと出場を勝ち取ったサモアだが、昨年から財政難で選手を呼び戻せず、ランキングを下げて、ついにバンド4にまで落ちてしまった。そのため、実力では日本と変わらないところに位置づけられる。今回のバンド4の6カ国の中では別格に強い。どの組にはいるかは注目だったが、ここに入ってきた。

アメリカとは26回対戦し 12勝13敗1分だが、ここ4年間は日本の4連勝。

もし2位通過の場合は プールAの2位との対戦となる。
プールの2位はオーストラリアが濃厚となる。
オーストラリアとは今年国立で14−19と接戦をするまでになった。また、来年は8月にホームアンドアウェイで2試合が組まれている。

1位通過の場合はD2位との対戦となる。
D2位はスコットランドが濃厚である。

 

2,各プールの組分け結果

 

プールA
B1 ニュージーランド
B2 オーストラリア
B3 チリ
B4 ホンコンチャイナ

プールB
B1 南ア
B2 イタリア
B3 ジョージア
B4 ルーマニア

プールC
B1 アルゼンチン
B2 フィジー
B3 スペイン
B4 カナダ

プールD
B1 アイルランド
B2 スコットランド
B3 ウルグアイ
B4 ポルトガル

プールE
B1 フランス
B2 日本
B3 USA
B4 サモア

プールF

B1 イングランド
B2 ウェールズ
B3 トンガ
B4 ジンバブエ

3,それぞれのプールの見どころ

1)プールA NZ、オーストラリア、チリ、ホンコンチャイナ

ここはNZ、オーストラリアの一騎打ちであるがNZ優位と思われる。
一位通過ならば、CFEの3位との一回戦、次はB1とDEFの3位との勝者との順々決勝となる。となると、準々決勝でNZと南アのどちらかが姿を消すことになるということだ。
2位通過はE2位との対戦になる。E2は日本が有力である。

また、パースでの開幕戦でどのチームと当たるのかも注目だ。

ただし、NZ、VS.ホンコンチャイナなど大差になるのが明らかなゲームは、完全にミスマッチであるので、あまり見たくもない。

2)プールB 南ア、イタリア、ジョージア、ルーマニア

南アが1位通過は硬いが、2位争いは難しい。
ヨーロッパの3カ国、イタリア、ジョージア、ルーマニアはどこが2位になってもおかしくない。
ジョージアとルーマニアは欧州大会で毎年対戦している。個人的思い出として2011年NZ大会では、ネイピアからパーマストンノースまでレンタカーを飛ばしてこの対戦を観戦しに行ったことがある。(両国の物悲しい国歌は聞きものである)。イタリアは近強くなってきたが、6ネイションでは結果が出ず、ジョージアと入れ替えるべきだという話もあったくらいなので僅差になるだろうが意地も見せたい。

1位抜けはDEFの3位との対戦でそこに勝てばNZとの準々決勝となる。ここで南アかNZのどちらかが準決勝を前に姿を消すことになる。

2位通過はFの1位との1回戦で、F1位はイングランドが濃厚である。
負けても7点差以内、もしくは4トライ以上とればBP1がもらえる。3位の上位で通過ならばDの1位との対戦が決まる。Dの1位はアイルランドが濃厚である。

3)プールC アルゼンチン、フィジー、スペイン、カナダ

アルゼンチンとフィジーはランキングが6位と8位と拮抗している。
どちらが1位ぬけするかわからない。また、フィジーは19年大会ではウルグアイに、23年大会ではポルトガルに星を落とすなど、取りこぼしも多い。
1位抜けになるとAEFの3位と有利になる。
2位抜けだとFの2位ウェールズとの1回戦が濃厚になる。アルゼンチンとウェールズだと、23年大会の1回戦とおなじ顔わせとなる。

4)プールD アイルランド、スコットランド、ウルグアイ、ポルトガガル

アイルランド、スコットランドの1位抜け争いが見どころである。
19年大会でこの両国は同組で横浜で対戦、アイルランドが勝っている。
6ネイションでもこのところアイルランドが優勢である。

一位抜けはBFEの3位との一回戦となる。2位抜けはE1との対戦となり、フランスとの対戦が濃厚になる。

ウルグアイ、ポルトガルの3位争いも見ものである。Dの3位で上位入賞できれば、B1位の南アとの1回戦となる。

5)プールE フランス、日本、USA、サモア 上記記述参照

6)プールF イングランド、ウェールズ、トンガ、ジンバブエ

ウェールズの最近の低迷ぶりから、イングランドの1位抜けは硬い。
一位抜けはBの2位との一回戦となり、イタリア、ジョージア、ルーマニアのどれかと当たることになる。
ウェールズは流石にトンガ、ジンバブエには大勝すると考えられ、2位通過が濃厚である。となれば、Cの2位との一回戦となり、フィジーかアルゼンチンと当たることになる。アルゼンチンならば23年の再開となる。

 

4,今後の重要日

 

1)2026年2月3日に全52ゲームのスケジュールやゲームの各会場が明らかになる。

現在7都市8会場がほぼ決まっている。また開幕はパース。準決勝以降はシドニーで行われることが決まっている

各プールのプール戦は4チーム総当りの6ゲームなので、各都市でまとまって4−5ゲームをこなし、特別なゲームだけはシドニーやメルボルンの大きなスタジアムでプール戦が組まれると予測する。金土日の週末に各日に3−4ゲームつづ行われるのではないだろうか?そうなればそれぞれのチームがホームタウン制を敷けることになるし、広大な大地の長距離移動を回避できる。

ジャパンのプールは超人気チームが不在なので、タウンズビルかニューカッスルになるのではないかとも予想する。タウンスビルは2003年W杯で日本のホームタウンとなり、誇り高き桜=ブレイブブロッサムズの名前が生まれた都市でもある。

各都市のゲーム割当は下記の通り

パース(ブールル)西オーストラリア州
開幕戦含むプール戦 5試合 ラウンド16 2試合
パース・スタジアム (65,000人)

タウンズビル(グランビルバラ) クイーンズランド州
プール戦 4試合
ノース・クイーンズランド・スタジアム(25,000人)

ニューカッスル(アワバカル・ウォリ) ニューサウスウェールズ州
プール戦 4試合
ニューカッスル国際スポーツセンター(33,000人)

アデレード(タントーニャ) 南オーストラリア州
プール戦 5試合
アデレード・オーバル(53,500人)

メルボルン(ナーム) ビクトリア州
プール戦 7試合 ラウンド16 2試合
会場未定

ブリスベン(ミーアンジン) クイーンズランド州
プール戦 6試合 ラウンド16 2試合
準々決勝 2試合
ラング・パーク (52,500人)

シドニー(ガディガル) ニューサウスウェールズ州
プール戦 5試合 ラウンド16 2試合
準々決勝 2試合
準決勝 2試合
3位決定戦 1試合
決勝戦  1試合
スタジアム・オーストラリア(82,000人)

また、各ゲームのチケットの価格も明らかにされる。

$100未満のチケットは100万枚以上。大人用チケットはAUD$40から、子供用チケットは$20からという事前情報あり。

この時点で、ホテルや滞在のアパートなどを事前に予約するべきである。

2)2月18日オーストラリア東部夏時間12:00

チケットのプリセールが始まる。
日本時間は18日(水)午前10時から
つながるのに10時間ほどの覚悟が必要。

一度に6枚ではないかと思われる。事前に登録が必要。

プリセールは3月4日まで行われる。

3)2026年5月

アプリケーションフェーズで追加のチケットが販売される

 

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